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【コメント】竹田恵子さん/聡子の部屋 第1回「アートとフェミニズム」

 2019年12月13日におこなわれた「聡子の部屋」第1回「アートとフェミニズム」は、たくさんの方にお越しいただき満席で、質疑応答なども活発におこなわれ、大いに盛り上がりました。

イベントを受けて、ゲストの竹田恵子さんからコメントをいただきましたのでご紹介します!

竹田恵子さんのコメント

「聡子の部屋」開催おめでとうございます! はじめての対談相手として選んでいただき光栄です。私は現在取り組んでいるアートとフェミニズムに関するお話をしましたが、とくに強調したかったのは、美術界の労働環境は、日本の労働環境をさらに過酷にした形になっているということです。さらに、女性が多い環境であるにも関わらず、第二波フェミニズムの課題も達成されないまま、ポストフェミニズム的状況へ突入している、というのがアート界のジェンダーに関する問題点だと思います。しかし、近年になって女性のコレクティヴが多く誕生するという動きも起きています。それは単純に割り当てられた性や性自認が「女性」だからつながれる、ということではなく、個々の違いを十分に認識したうえで、つながっていこう、という態度なのだと理解しています。私が立ち上げたEGSA JAPANに関しても実効性を確保しつつ、アート界のジェンダー意識改革を行いたいと考えています。
 ご来場者のみなさまからも活発なご質問、コメントをいただき対話ができて嬉しかったです。今後の会も盛況であると思います。応援しています!



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