ひとこと言ってもらうことが大切
今日は戸畑区の市民センター館長研修があって、その講師をうちのNPOのリーダーがすることになっていたので、午後お休みを取って行ってきた。
テーマは、「協働のまちづくり 市民センターの在り方を考える」というもの。
リーダーの講座にしてはめずらしく、講義中心。
館長たちには、協働の概念についてしっかり押さえてもらいたいところだし、まずは聞いて理解してもらうことが大事なんだろうと思う。
時間も1時間半とタイトだから、ワークまでやろうとすると、中途半端になっちゃいそうだし。
ターゲットとか時間によって、やれること、やるべきことを考えて内容を組み立てていくって大事だなと思うし、それが的確にできるところがすごい。
今年度、北九州市民カレッジで開催した「地域づくり実践講座~ともに、主体的な協働のつくり方」で、3時間×3回講座で説明とワークをしてきた内容について、ポイントを絞って、かなりなスピードで話していた。
協働は単なる協力とは違い、目的を持って、自主的・主体的な活動であること。
そんな協働をつくっていくためのポイントや、協働をつくり上げた先にある効果を、リーダーが実践してきたNPOやPTAの活動事例や、ケーススタディを通して学んだ。
そして、市民センターがどんな場であってほしいかという話題も。
市民センターは、人や組織が集う場であり、コトや想いが集まる場であり、人をつなげ、モチベーションが高まる場。
そうなるような仕掛けや声かけ、立ち位置を、館長たちにはしていってほしいという話だった。
講義の後に、2人ずつ感想をシェアして、質疑。
質問への答えの中で、講座に参加した子どもや保護者に、感想を一言でも言ってもらうことで、参加したという気持ちを引き出すことができるという話があって、今回の研修も、最後に1人ずつ感想を言ってもらっていた。
館長たちからは、「協働という言葉を使ってはいたけど、掘り下げて深めることができた」「協働できるよう下支えするのがセンターの役割。耕して水をやり続けることが大事」「地域の人をお客さんにしてしまっていることに気づいた。主体になれるような声かけをしていきたい」などの感想が。
主催者である社会教育主事も、「館長たちの感想のとおり、1人1人心に留めるものができて良かった。意図に沿った研修になった」と言っていた。
研修の中でも、自分の口から出た言葉の強さや重みについての話があって、こんなふうに感想を言ってもらうってやっぱり大事だなと改めて思った。
詳しくはリーダーのnoteから