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記憶に残る1枚

月曜日の朝のこと。
職場に届く新聞を読んでいたら
『「安全への逃避」今も感謝』というタイトルの記事が。

そこに載っていた写真が、沢田教一さんというカメラマンが撮った、ピュリツァー賞受賞作の「安全への逃避」

ベトナム戦争の際、川を渡って逃げる母子を写した写真で、そこに写っている子ども達(今は60~70代)を取材した記事だった。

この写真、私が子どもの頃に、戦争に関する展示を見にいった時に見た1枚で、今でも戦争の写真というと、真っ先にこの写真が思い浮かぶ。
それくらい強烈な印象だったんだろう。

そこに写っている子どもが、今も生きていることに、何とも言えない気持ちになった。

写真は1965年に撮られたものだったようで、まだ60年弱。
もうすぐ戦後80年を迎える日本では、当時のことを語れる人がどんどんいなくなっていることを思うと、今のうちに記憶を語り継いでいってもらいたいと思った。

そして、まだ当時のことを生々しく覚えている人たちがいる世の中で、いまだに戦争が起きているのは何でなのかと思う。

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