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物事の良い面を見つけていきたい

職場で取っている新聞の夕刊に、「スクールワイドPBS」なるものの実践に関する記事が載っていたので、また私の知らない言葉が…と思いながら読んだ。

スクールワイドPBSというのは、「学校全体で取り組むポジティブな行動支援」のことで、発祥のアメリカでは2万7000校が導入しているらしい。

大阪教育大准教授の庭山和貴さんの説明によると、
子どもの「望ましい行動」を増やせば、結果的に問題行動が減るという考え方で、子どもを責めずに周囲の環境を調整して、望ましい行動をしたら褒めて伸ばすという、応用行動分析学に基づいたもで、効果も科学的に認められているそう。

この「望ましい行動」というのは、大人だけでなく子どもにとっても望ましいものであって、子どもと一緒に話し合って具体化して、定期的に見直すことが推奨されているそう。

という説明だけ読んでもなかなかイメージできないけど、埼玉で取り入れている小学校のルポが載っていた。

その中で、実践している先生のコメントとして、
「これまでは『6年生ならこうあるべき』と考え、できないことは叱ってやらせた。今は、できている面に目を向けるようになった」
というのが書かれていた。

この、視点が変わるということが大事なんだろうと思う。

欠けた部分に目が行ってしまうのは人間のサガのようなので、一度目につくと、そこがどんどんクローズアップされてしまいがち。
そして、良い面に目を向けられなくなっていく。

いいところを探して、褒める言葉を考える習慣を身につけるのは、大事なことだと思う。

noteを書くようになって良かったことの1つは、物事の良い面を捉えられるようになったこと。

前だったら、例えば研修とか講座を受けて、あんまり良くなかったと思ったら、「いまいちだったな」で終わってた。
けど、noteに悪口は書けないので(笑)、その中でどんな学びや気づきがあったかを探すようになった。

アウトプット前提に聞くからインプットの仕方も変わってきているのか、インプットしたものをより咀嚼できるようになっているのかはわからないけど、良い傾向であることは間違いない。

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