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コミュニティ・スクールについての学習

今日は、社会教育主事・主事補の研修があって、「本市コミュニティ・スクールの取り組みと地域学校協働活動について~社会総がかりの教育~」というテーマで、教育委員会の方からお話があった。

9月にも、福岡県立社会教育総合センターでコミュニティ・スクールについての研修があった。

その時に、北九州市のコミュニティ・スクールの導入率が17%程度というのを聞いて、学校運営協議会は全校に設置されてるって聞いたけど、なんで?と思っていた。

どうやら、国型のCSと自治体類似の仕組みとして北九州市型のCSがあって、北九州市は全校に学校運営協議会は設置されているものの、そのほとんどが市型で、国型のCSは17%程度ということだったらしい。

国型のCSは法に特別職の公務員で、年間報酬がある。
学校運営方針についての承認や、職員の採用についても合議体として意見することができるそう。
北九州市型のCSはボランティア。
学校運営方針について熟議はするものの、承認の役割はなく、職員の採用について意見することもできないそう。

現在市内の学校では国型のCSは35校。
これを令和7年度には100校、8年度には全校の約200校で実施できるようにしていく方針なんだとか。

とはいうものの。
学校運営協議会や地域学校協働本部がしっかりと機能していくために、地域学校協働活動推進員という人の役割がものすごく重要。
けど、アテ職みたいになってるところも多いっぽい。

推進員だけでなく、地域も、その役割を明確に認識していないと、うまく機能しないだろうと思う。
とりあえずで役をお願いして、国型CSを全校に導入しても、形骸化してしまうんじゃないだろうか。

推進員に求められる人材や活動のコーディネート機能は、社会教育士に求められる役割そのもののような気もする。
そういう人材の発掘や育成ができるのか、難しい問題だなと思う。

福岡県立社会教育総合センターの研修に行くと、他市からは地域学校協働活動推進員さんも結構参加しているんだけど、北九州市から参加するのは社会教育主事・主事補くらい。
現在推進員をやっている人には、こういう研修を積極的に活用してもらうことも大事じゃないかと思った。

しっかりと機能したらすごく良い効果を生みそうだから、丁寧に進めていったらいいんじゃないかと思う。

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