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日本遺産のあるまち

木曜日に、北九州市民カレッジ「日本遺産『関門”ノスタルジック”海峡』~まちあるきで地域の歴史とストーリーを感じよう~」の初回があった。

日本遺産は、地域の有形・無形の文化財をパッケージ化して、歴史的な魅力やストーリーを日本遺産として文化庁が認定したものだそう。
文化財そのものではなくて、あくまでもストーリーが対象なんだとか。

北九州市にある日本遺産は、「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード」と、「関門”ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶」の2つ。
このタイトルもすごく重要らしく、キャッチーなものにするように求められるんだそう。

今回の講座テーマの「関門”ノスタルジック”海峡」は、北九州市と下関市が一緒になって検討を進めて認定されたもので、ストーリーに出てくる文化財なども両市のものが取り入れられている。

ストーリーの構成文化財は、国や県、市の指定文化財だけでなく、未指定のものでも、地域に根付いたものなども入れていいそう。
地域の埋もれた文化財にも光を当てることができることが、日本遺産に認定されることのメリットの1つとのことだった。
やっぱり、周知されないと残していくこともできないからと。

一方で、日本遺産という言葉自体がまだまだ認知度不足なことが課題だそう。
日本遺産に認定されているのは全国で104件で、分布は西高東低。
少ない県では特に、全然知られていないという話だった。

今回、その構成文化財の建築物を中心に詳しいお話も聞けたけど、建物自体はもともと有名だったりして知っていても、それを日本遺産の1つとして認識している人は少ないんだろうなぁと思った。

先日、オンライン研修で他自治体の人たちと、講座の広報やPRが課題だという話をしていたんだけど、日本遺産みたいに観光につながるような、市を挙げてPRできるものでも、周知していくのって難しいんだなぁと思う。

考えてみたら自分だって、興味のないものの情報は、求めていかないから入ってこない。
PRって難しい。

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