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合意形成についての学習
今日は福岡県立社会教育総合センターが主催する、「社会教育・生涯学習関係職員等研修会 合意形成力講座」があって、篠栗まで行ってきた。
「関係者の意見・意思を紡ぐ合意形成とコミュニケーション~合意形成の基盤を創る『ファシリテーション』とは~」というテーマで、講師は特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェローの加留部貴行さん。
コミュニケーションは相手がいて成り立つもので、相手の存在を常に念頭に置くことが大切。
自分が思ったように相手は受け取らないものだから、「こんなはずじゃなかった」にならないために、確認したり、曖昧ではなくより具体的な表現をする必要がある。
想いを言葉にして、それを行動に移し、形にしていくために、話し合いがうまくいっていない場合は、どこがうまくいっていないのか考え、具体的に理解することで、準備・対話・可視化などの対策をすることができる。
ファシリテーションとは、○○しにくい状態を○○しやすい状態にすることであり、参加を引き出す力。
場をより良くする改善マインドを持ち、プロセスを交通整理するのがファシリテーター。
合意形成の場において、お互いの背景が見えると、対処の仕方が見えてきて、歩み寄りや折り合いをつけることができる。
お互いが出し合っていくことが大切。
個人には限界があり、多様なものを出し合うことで気づきがあるのだから、対立は必要なものと認識する。
対立解消の方法は、1つではなく色々ある。
今までのやり方を知るだけでなく、それを応用したり、素地にして新しいものを生み出す足掛かりにしていくことが大切。
いつも1番手ばかりに頼っていると次が育たないから、安易な方法に頼らないことも大事。
対話は「聴く×話す」ことで、どちらかがゼロだったらゼロになってしまうから、双方が出し合うことが大事。
認知には限界があり、相手の立場に立って考えるのは難しいからこそ、じっくり話し合って意味づけを確認する対話のプロセスが大切。
多様な主体による対話により、納得解を出していく。
というような話を、間にちょこちょこと班ごとの話し合いを挟みながら、今まで出会った講師の中で一番じゃないかっていうくらいの早口でお話されていた。
最後の1時間は実践ワーク。
有能なファシリがいなくても、ファシリについて学んだメンバー1人1人が、合意形成に向けて良い話し合いをしようという意識を少しずつでも持っていることで、有意義な話し合いになることを実感できた。