OK!からLet's!へ
今日は「地域と学校の連携・協働推進セミナー」があって、篠栗にある福岡県立社会教育総合センターに行ってきた。
内容は講師による講和とグループワーク。
講話の講師は、文部科学省CSマイスター、三鷹市統括スクール・コミュニティ推進員の四柳千夏子さんで、「子どもたちの未来のために、今 私たちにできること~コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の理解と推進~」というテーマだった。
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)って何なのか、学校評議員やPTAと何が違うのかということを、わかりやすくお話してくれた。
コミュニティ・スクールは、法律に位置付けられたもので、その権限や役割が明記されているとのこと。
権限の1つに、「校長が作成する学校運営の基本方針の承認をしなければならない」というのがある。
この「承認」とは、「承認したんだからあとは学校がやることだ(OK!)」ではなく、「一緒にやりましょう!私たちにできることは?(Let's!)」であって、掲げた目標の実現に向けて、学校と責任を分かち合うということだと言われていた。
OK!からLet's!へと、承認の概念の捉え直しをする必要があるとのことだった。
そして、これからの学校と地域の関係は、支援される側・する側ではなく、パートナーとして相互理解し、目標を共有してともに活動していく協働の関係を目指していくことが大事だとも言われていた。
地域組織として、学校運営協議会を頂点としたピラミッド型の組織をイメージしてしまいがちだけど、地域の中に上下はないから、それではうまくいかない。
それよりも、プラットフォーム型の組織をイメージする方がよいのではないか。
自分たちの目指す地域組織のイメージを持つことが大事だというお話だった。
私自身は、仕事でもプライベートでもコミュニティ・スクールどころか学校自体に関わることがないんだけど、今回の話を聞いて、NPOの活動を通して学んでいることがまさにそういうことだなと思ったし、色んなことに通じる本質的なことを学ばせてもらえていることを実感した。