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板書の研修

昨日は、社会教育主事・主事補の研修があった。
「ファシリテーションをやってみよう 会議の進行ための板書」というテーマで、講師は特定非営利活動法人グリーンシティ福岡の理事の志賀壮史さん。

以前聞いていた話では、ファシリテーショングラフィックの研修というような話だった気がしていて、私の勝手なファシグラのイメージは、文字だけでなく、図とかイラストとかも描いたり、仕上がりがただの板書とは違って、文字も含めて全体が一つの図になっているような感じなのかなと思っていた。

でも「会議の進行のための板書」ということで、特にイラストを描いたりすることもなく、話し合いと板書の実践。
思っていたのとは違ったけど、これはこれでいいかなと思う。

ホワイトボードに書く機会は多いだろうからと、あえて模造紙に書く練習だったのは良かった。
実際にするかどうかは別として、プロッキーの持ち方のコツとか教えてもらったり。

話し合いを助けるために書くんだから、結論だけでなく、プロセスや評価軸などを書くといいよとか、基本的なお話もあった。

主事・主事補といっても、経験値は様々で、板書については全然経験がないという人もいたから、こういう基本的な研修もどこかでしておくのもいいのかもと思う。

けど結局は、実践経験を積んでいくしかないんだろうな。

他の人が板書をしているのを見ていたら、ものすごく丁寧に、言っている言葉の全部を書こうとするから、時間もすごくかかっていて、これでは板書待ちで話し合いがスムーズに進まないのでは…と思ったりもした。

字は雑になってもいいし、言葉の全部じゃなくて、要点とかニュアンスをつかんで書いていかないと、追いつかないよなぁと思う。

もともとのスピードもあるだろうし、あとはやっぱり経験を積んで慣れていくしかないんだろうな。

最近の学生は、板書はそのままプリントできたりするらしく、授業のノートを取らないという話を聞いたことがあるんだけど、書き取る力をつけることも大事なんじゃないかと思う。

私が大学の時、法学部の先生は板書をほとんどしないで90分間話し続ける人が多かった。
難解な法律の教科書を読んでもわからないから、先生の話を聞いて自分で理解して書き取っていくしかなかったんだけど、それが要点をまとめたり、書くスピードをつけることにもなっていったんじゃないかと思う。

何が生きてくるかわからないもんだな。

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