
こんな保護者がいたら心強い
今日の夜は、小倉北区教育賛助会・教育研究会の合同研修会というのがあって、うちのNPOのリーダーが講演会の講師をすることになっていたので、お勉強も兼ねて行ってきた。
どんな会なのかも全然わからず会場に着いて、今までにない雰囲気にものすごい場違い感を感じながら参加。
どうやら、学校教育関係の集まりで、先生たちを中心にした関係者の方たちの総会と研修会だったらしい。
1時間の講演のテーマは、「自分のまちが好き!という子ども達の育み~地域教育について~」というもの。
レジュメを見て、1時間でこの内容!?と、ちょっと心配になるようなボリューム。
最初に、NPOやPTA、地域での活動紹介を通して、行政では解決できない問題に対して、自分たちに何ができるかという目線で取り組んできたという話があった。
リーダーは、すべての活動がこういう視点で、誰かの後をついていくんではなく、自分がやれることを考えて、自分から始めていってるんだから、ほんとにすごいなと思う。
今回は学校の先生たちが対象ということで、子どもたちの教育の3つの柱、学校教育・地域教育・家庭教育の話や、保護者同士のつながりが地域の大きな力になることなどの話があった。
先月のマクドナルドでの事件を受けて、登下校の見守りを保護者に呼びかけ、子どもたちを守りたいという思いで一緒になってやっていったそう。
地域の人たちがつながり、集うには、共感が必要で、共感は共通項があると生まれる。
同じ地域で同世代の子どもを育てること、これほどの共通項はないとも言っていた。
PTAのあり方についても触れたうえで、「ともに、主体的な協働」の話題にも。
ちょっとした言葉のニュアンスの違いや、声かけのコツなど、短時間ではあるけどしっかりとポイントを押さえていてわかりやすい。
時間がない中で、どの話題を入れて、何を省くのか、例に挙げる事例を対象によって伝わりやすいものを選んだり、そういうバランスがすごくうまいなぁと思う。
昨年度、助成金をもらってつくった防犯紙芝居も3つ披露。
本当に盛りだくさん。
なのに散漫にならず、テーマに沿って一貫しているところがすごいなと思う。
話題展開の仕方がうまいんだろうな。
最後に、学校教育のテリトリーはありつつも、もっと地域や保護者に頼ってほしい。
一緒に、このまちの子どもたちに、このまちを好きになってもらえるように育んでいきたいという話があった。
こんな保護者がいたら、学校の先生たちも他の保護者も地域の人たちも、もちろん子どもたちにとっても、心強いだろうなぁと思う。
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