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2月6日(木)のできごと
今日は、ひきこもることにした。
noteに連載中の「喜多嶋くんのアロマな日々」の執筆と、舟山馨の小説「石狩平野」の電子化が、おもな作業だ。
☆ ☆ ☆
デスクワークのときは、だいたい音楽が流れている。
ソースはyoutube musicで、パソコンからBluetoothでとばし、コンポのスピーカーを鳴らす。
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このパターンが定着し、わが家にCDは無くなった。
でも、捨てられないレコードが、三十枚ほどある。
これは青春を生きた証なので、これからも手元に置き続けるつもりだ。
こんまりさんじゃないけど、スパークジョイなものは、一生ものと考えている。
まあ、アナログ的なものに、思い入れが強いのも事実だけどね。
☆ ☆ ☆
アナログで思いだしたんだが、最近は「アナログ=古くさい」と思われている節がある。
「あのオジサンの頭は、アナログだからね」てな具合だ。
たしかに、最新機器はデジタルで動くものが多いし、テレビのようにアナログからデジタルへ進化したものも多い。
だが、だからといって、アナログが古いと考えるのは、あまりにも一面的すぎる。
ぼくらが見ている可視光線だって、スピーカーから流れる音だって、みんなアナログだ。
いくら立派なオーディオ機器で、ハイレゾの音楽を再生したって、最後はアナログになって耳に届くのだ。
まあ、言いたいのは、アナログを馬鹿にするな、ということ。
余談だが、古くさいソロバンだって、タイガー計算機だって、立派なデジタル機器だ。
☆ ☆ ☆
現在執筆中の「喜多嶋くんのアロマな日々」は、いよいよクリスマスシーズンに突入した。
ある日、喜多嶋くんは、恋人の由希を、銀座のおでん屋に誘う。
と、いうところで、筆が止まった。
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銀座には、お多幸というおでん屋さんがあって、そこをイメージしているんだけれど、もう十年ほど行ってない。
小説を進めるために、おでんを食べて、店のイメージを目に焼き付けないと。
そう思った午後だった。
☆ ☆ ☆
Googleマップには、マイマップという、自分だけの地図を作る機能がある。
これは便利で、趣味のダムめぐりや、武蔵野うどんめぐりの記録として、たいへん重宝している。
最近、四国霊場めぐりの地図を作った。
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これで、歩く距離などが把握でき、より詳細なプランを作成することが可能になった。
まあ、デジタルもありがたい。
☆ ☆ ☆
舟山馨「石狩平野」のリライト作業は、三十ページほどすすんだ。
上巻が784ページ、下巻が803ページあるので、先は長い。
ゴールを年末に設定した。
☆ ☆ ☆
今日のお昼は、ぼくのリクエストにより、カレーうどんだった。
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妻の作るカレーうどんは、絶品だ。
ネギ多めで、ホント温まる。
☆ ☆ ☆
今日はずっと部屋に閉じこもっていたので、いろいろな音楽が聴けた。
ぼくの音楽の趣味は、ごった煮だ。
クラシックも、歌謡曲も、ポップスも、ロックも、ラップも、なんでも聴く。
好き嫌いは、ジャンルじゃ無く、曲そのもので考える。
でも、やっぱ昔の曲に思い出があり、聴く回数は圧倒的に多い。
今日、南沙織さんのファーストアルバム「17才」を聴いていて、あるエピソードを思いだした。
それは、「彼が初恋」という曲だ。
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石野真子さんの歌だが、ぼくの大好きな南沙織さんの曲、「ふるさとの雨」とうり二つなのだ。
調べてみたら、作曲者の筒美京平さんが、アレンジを変え、タイトルを変え、間奏に台詞を入れて、新しい曲としてリリースしたものだった。
まったく同じ曲を、タイトルだけ変えて、違う曲とすることって、他にもあるんだろうか?
調べてみよう。
☆ ☆ ☆
それで思いだしたのだが、南沙織さんの「夏しぐれ」という曲だ。
この曲は、「20才」というアルバムに収められていて、ぼくはずっと、南沙織さんのオリジナル曲だと思っていた。
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ところが、FM Nack5で坂崎幸之助さんがMCをつとめる番組で、ぼくらアルフィーのデビュー曲「夏しぐれ」といって流れた曲が、まさに南沙織さんの「夏しぐれ」と同じだった。
そうだったのか、アルフィーのデビュー曲だったのか。
南沙織さんのオリジナルじゃなかったんだ。
まあ驚いたが、これも筒美京平さんの作曲で、南沙織さんのアルバム用に、台詞を追加してリリースしたんだろう。
なるほどね。
☆ ☆ ☆
盆栽の梅の花が咲いた。
空気は冷たいが、陽射しが暖かかった。
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という、一日だった。
・・・おわり