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子供の価値観形成に対する親の多大な影響

最近、5歳娘の価値観、常識が形成され始めているなと感じたことがありました。
その事例とともに、私自身の価値観について書きました。

仕事って何?

娘はお絵描きが大好きで、
「将来絵描きさんになる〜♪」と言っていましたが、
ある日「私絵描きさんじゃなくて、絵描きさんの人の部屋を掃除する人になる」と言っていました。

「え、掃除が心から好きなら応援するけど、ほんとにやりたいことなの?」
と聞くと、「絵描きさんじゃお金もらえないから…」と言っていました。

よくよく聞くと、娘はパパに「なんで仕事するの?」と聞いた時に「お金をもらうためだよ」と言われたようで

仕事=
お金をもらうためにやらなければいけないこと

と思っていました。

なんのために仕事をするかは人それぞれだし、
主人の考えを否定する気持ちもないけど、
子供ってめちゃくちゃピュアで、
親が何気なく放った一言で、夢が変わるって結構怖いですよね。。
絵描きさん(=好きなこと)だとお金がもらえないと思ったようでした。

言われた子供がどう感じるか、想像して言葉は発しないといけないなと思いました。

仕事とか、お金がもらえるかもらえないかじゃなく、まずは好きなこと、得意なことを伸ばして
一つでも夢中になれることを見つけられる環境づくりをしたいなと思っています。

みんな結婚して子供を産むもの?

ある日、娘が「私の子供には欲しいものぜーんぶ買ってあげるんだ〜😆」と言っていました。
私はなんでも買い与えるのは良くないと思っているので、
「これ買って〜」と言われても、すぐ買いません。
それが娘的には嫌らしく、自分の子供にはなんでも買ってあげたいようでした。

それも一つの考えなので、「そうなんだ〜全部買ってあげるんだ〜」と流していたのですが、
ふと気になって
「そもそも、絶対子供産まなきゃいけないわけじゃないからね」と言うと
「え!そうなの⁈」と驚いていました。
「ちなみに結婚も別にしなくて良いからね。」と言うと、さらに驚いていました。

やっぱり子供にとっては母親が一番身近にいるので

大人の女の人=結婚して子供を産んでママになる

という常識があるようでした。

結婚しても良いし、しなくても良いし、
子供産んでも良いし、産まなくても良いし、
世の中しなきゃいけないことなんてないからね。
という話をしました。

多分、すぐ理解するのも難しいので、
ちょいちょいそのような話はしていきたいなと思います。

やはり親の影響は大きい

私自身、恥ずかしながら自分の価値観というものが全くないまま、30数年間生きてきました。
「30までに結婚して子供産まなきゃやばい」とか
「ずっと独身の人は何か訳がある」とか、
今思い返すと、何言ってんだ!と言いたくなるようなことを、本気で思っていました。
周りの人が言っているからという理由で。

そんな風になったのは、私の生い立ちに関係があると思っています。

私の父親は、親の言うことは絶対という考えで、口答えすれば正座をさせられて説教を受けていました。
受験、進路、就活まで、ものすごく干渉されました。
反抗すればキレられるので、私も面倒になって
親が納得するだろうという方向に進んできました。
つまり、

自分で考えて自分の人生を決めるのではなく、
親が気にいるようなレール

を歩いてきました。

そんな人生では、自分の価値観など考えるはずもありません。
そのようなものは必要なかったし、むしろ邪魔だったからです。

そうしてそれなりの大学に入って国家資格も取り、それなりの会社に入った私は、あとは結婚して子供を産めば一人前だと思っていました。
それがいわばゴールになっていました。
子供も最低2人、兄弟姉妹は必要なもの、と思い込んでいました。
今思い返すと全く恐ろしいことです。

子供さえ産めば幸せになれると本気で思っていました。
当然、そんなことはありません。
実際の自分は、思い描いていた優しいお母さんとは程遠い、常にイライラしてる母親…。
自分がかつてされていたように、
子供をコントロールしようとして思い通りにならないから
でした。

そんな中2人目の育休の時に何気なく見ていたYouTubeで、
両学長やマコなり社長を知り、私の価値観はガラリと変わりました。
人格そのものが変わったと言っても過言ではないと思います。

詳しく書くと長くなりすぎるので機会があれば別の記事で書きますが、
今まで自分は自分の軸というものがなく、
他人の目線を気にして他人の人生を生きてきたんだと言うことに気付かされたんです。

子供や他人のことはコントロールできない、
自分がコントロール出来るのは、自分がこれからどうするかだけだということ。

今の自分の状況は全て自分が原因で、
自分の決定次第で人生は如何様にも変えられると。

そんなの当たり前じゃんという方もいると思いますが、
私はそんな当たり前のことすら、わかっていなかったんです。
まさに、目から鱗が落ちるとはこの事か!という感じでした。
そのくらい親の影響って大きいんです。

今も他人が全く気にならないかと言うと、そんなことはありませんが、少しずつ、他人の気持ちや行動ではなく、今の自分自身に集中することが出来るようになってきました。

そして子供達を産んだことは全く後悔していません。
2人ともかけがえのない宝物です。
子供を抑えつけるような育て方を少しでもしてしまった時のことは巻き戻せないけど、
気付いた時から行動を変えれば、
きっと大丈夫と信じて子供に接するようにしています。

ちなみに父親とは距離は取っていますが、恨んではいません。
父親も、祖父母からそのように育てられてきたのかなとも思うし、子供のためには勉強させて良い会社に入れることがベストだと信じて育ててきたのでしょう。
今の仕事が出来ているのは、経歴のおかげでもあるのでその点は感謝しています。

子育てに正解はないので、私の父親が合ってる間違ってるという判断をするつもりはありませんが、
自分の子供には、周りの大人たちが無意識に刷り込んでくる「常識」、良かれと思って言ってくる求めていない「アドバイス」に囚われず、自分自身の意思で人生を切り開いていって欲しいなと思っています。

親ってほんと難しいですね。
つたない文章なのに最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまたー!

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