素直であること
最近自分の周りの「めちゃくちゃ優秀な人たち」を見ていて、共通するのは『素直さ』だなあと改めて感じました。
優秀な人ほど偉そうではなく謙虚であり、「自分はまだまだ。自分は大したことない人間だから学び続けなければ。」と素直で実直です。
それとは反対に、私自身は素直ではなかったゆえに過去何度となく「成長ボーナスタイム」を逃しまくってきました。
自身がたくさん損をしてきたので、改めて「素直さと成長」について考えてみます。
自己流の限界
昔、勉強会やイベントに参加しても、「それは〇〇社さんだからできるんでしょ、、、」「うちは状況違うよ、、、」と斜に構えてる時期がありました。
今振り返ると、
自分で希望して参加したのに、どないやねん
その場をプラスに変えるかどうかは自分しだいやろ
と自分へのツッコミが炸裂します。
自身の経験、自己流だけでは、成長の幅やスピードが小さくなってしまう。
1日24時間、1年は365日。限られた時間の中で成長角度を高めるためには、他者視点を疑似的に経験し、そこから一つでも多く学びとることが大事。斜に構えていると、本当は得られたものを取り逃して、もったいないです。
量が質を凌駕する
素直な人を観察していると、行動に移すまでの速さが段違いです。
私は「ダイエットは明日から」と毎日思いながら、なんでも先延ばし傾向にありますが、成果を出している人は
● 行動に移すまでが早く(最初から難しく考えすぎない)
● 結果、いろんなトライが生まれ
● 多くのトライの積み重ね(量をこなす)で、だんだん質も高まっていき
「チャレンジ×振り返り=成長角度の最大化」につながるんだろうなと思います。
「いいね!」と感じたら、その5分後には実行に移していたりするので、驚かされます。
その行動力もさることながら、素直に「いいね!」と感じるそのピュアさが大事なのでしょう。
魔法の薬は(残念ながら)なさそう
先程のダイエットの話にもつながりますが、
「これだけで絶対痩せる!」的なものを過去に沢山買いました。(おいおい)
私に限らず、人は「魔法の薬」的なものを求めがちなんじゃないかと思っています。(お前だけだよ、って感じだったらごめんなさい)
コンセプチュアルな話や理想論ではなく、今目の前の困りごとを解決する「魔法の薬」を処方してほしい!そう思っている時期もありました。でも、色々試した結果「(今のところ)万能薬はない」ということに気づきました。
多様性の時代で、マーケティング施策でもOne to Oneマーケティングという言葉がありますが、HR系の話も一緒ではないかなと。
その都度、「個」に向き合ってカスタマイズしていく必要がある。
だからこそ、自己流だけでは限界があり、巷にあふれる「いいね!」の事例をスポンジのように吸収して、自身をアップデートし続けておくことが、中長期なリターンにつながるはずです。
そんな中でHRパーソンとしては、
● 世の中にある「いいね!」事例の探求を率先して行い、
● その中でも、自社にフィットしそうなものを見つけて社内に定期的にシェアしたり、
● 自社に合うようにアレンジして取り入れてみたり・・・
● 時には個別事象にハンズオンでサポートしたり・・・
というような形でアップデートのサポートをさせていただくことが出来るんじゃないかなあと考えています。
偉人達も『素直さ大事やで』と言ってるようです
身近にいるすごい人たちを見て、「やっぱ素直さって大事なんだな~」と当たり前のことに今更感じ入っていますが、歴史の偉人たちも同様に『素直さ大事やで』ということを言っていたので、最後に載せておきます。
経営の神様、松下幸之助さん
京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者、稲森和夫さん
20世紀最大の科学者といわれる、アインシュタインさん
追記:素直さ+置き換え力
このnoteを書き終わったあとに、また良い学びがあったので加筆。
「素直さ」を成長に繋げるためには、「何も考えずに言われたままをやる・他者の成功事例をそのままコピーする」ということではなく「置き換え力」が大事だということ。
社会に出ると、ただ一つの正解がないことに気づきます。(擦り倒されたワードですがVUCAの時代になってより正解は変動的です)
江戸幕府を開いたのは徳川家康です。
というような問いに答えることはあまりなく、常に答えがない問いに対峙しなくてはならないのが社会人なのかもしれません。
ゆえに、一見関係なさそうな事から得た気づき・学びを、今抱えている問題を解くための武器に昇華させる「置き換え力」が鍵になりそうです。
今年は「素直さ×置き換え力」を意識していこう。