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コロナウィルス大流行のロンドンから

明日の20日より学校閉鎖のロンドンは、どんよりした雲空でとても肌寒く、さらに気分が落ち込みそうです。
スーパーマーケットでは、トイレットペーパーだけでなく、食品の棚・トイレタリー・そうじ系の洗剤などが、空っぽのところが多かったです。
やはり長期保存できるパスタ・缶類・シリアルなどは、どのスーパーマーケットでもなかなか補充されません。
イタリアがあのような厳しい状況ですから、イタリアからイギリスにものが流れて来ないというのも1つだと思います。

もちろん物流がストップしたわけではありませんが、皆さんが一斉に大量の食品をストックしよう!と考えていますし、限りあるスタッフの人数で搬入物を棚に並べるので、並べても並べても次から次へと客の買い物かごに入っていきます。

マスクをする習慣が全くないヨーロッパですが、ちらほらマスクをしている人、手袋をしている人をみかけます。
とにかく手を洗えというので、(うがいの習慣もヨーロッパではありません)ソープ、アルコールが含まれたハンドジェルはどこも在庫切れ。

NHS(国民保健サービス)の病院では、コロナウィルスの症状が出ても病院には来るな!ですから、パラセタモール(アセトアミノフェン)の風邪や頭痛の薬も奪い合いで、どのスーパーマーケットやドラッグストアでも在庫薄だそうです。

イギリスもそこまで病院数が多いわけではないのかしら?まあ、医療制度が全く日本と違いますから・・・そう簡単に病院には行きません。(どんな医療制度か興味を持った方はぜひ調べてみてください)

恐らく、この先3か月くらいは学校閉鎖や在宅で日々を過ごすのかな?と予測しています。早くワクチンや治療薬が開発され、全世界へ行きわたり収束へ向かうと良いですね。

メディアは過剰に反応しすぎなのかもしれませんが、悪いニュースばかりではありません。
私が住んでいる地域のコミニュティーでは、感染が怖くて買い物に行けない高齢者を(実際、政府は70歳以上は致死率が高いので自主隔離を強く要請しています。)または小さなお子さんがいる、障害があるなどを理由に買い物に行けないひとをサポートする動きがあります。
みなさんボランティアで自主的に名乗りあげていて、先日バルコニーにいる70歳以上の白髪のおばあちゃんと路上に立つ中年の男性が会話しているのを目にしました。「僕はすぐそこに住んでいるから、いつでも必要なら呼んで!買い物に行ってあげるよ」と帰り際に言っていました。
こんなに大変なときだからこそ、助け合う気持ちが大切じゃないかと思います。












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