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ブーケの型を音楽家に当てはめてみたら♪
こんにちは。
咲凛さとです。
もう3月も後半に… 早過ぎまする。
今日は、先日観たマリー・ローランサンの展覧会から思いついたことを綴ります。
ローランサンは、20世紀のパリで活躍した女流画家です。
会場には、フランスの音楽家プーランクの曲も流れていました。
わたしは、30歳半ばまでピアノを習い続けていました。今じゃスッカリ指は動きませんが。
プーランクの曲も少し弾いたことがあります。彼が、シャンソン歌手エディット・ピアフに捧げた曲です。
ロマン派とフランス印象派
フランスの音楽は、柔らかさというか自由さがあるように思います。
フランス印象派と言われる部類の作曲家達は、ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルなどが有名です。
フランス印象派とよく比較されるのが、ロマン派の作曲家です。
ロマン派は、作曲者自身の感情を音楽で表現しています。感情を突き動かすような、熱く情熱的な曲が多くあります。
ロマン派代表ショパンだと、「革命」「バラード」「葬送」「仔犬のワルツ」とかがあります。リストだと「愛の夢」「ラカンパネラ」とか。
それに対して、フランス印象派は次の特徴があります。
フランス印象派の音楽家たちは、気分や雰囲気の表現に比重を置いた音楽様式。
色彩的な響きに焦点をあてて気分や雰囲気をほのめかすように表現することが特徴。
ドビュッシーの曲は、メロディーがあるような無いような凄く不思議な旋律です。どこか曖昧で捉えどころがない曲調です。
不協和音も出てくる彼の曲は、耳が慣れないとしっくりこないです。聴き慣れてくると、美しさにハマります。
ドビュッシーが生きた時代の19世紀から20世紀のフランスでは、音楽と他の分野、美術、舞台芸術、文学などが大きく影響し合っていました。
出典:【ドビュッシー解説】印象主義の音楽とラヴェルとの違い。
19世紀後半、フランスの美術界ではモネ・ルノワール・セザンヌといった印象派の画家たちが活躍します。
印象派画家達は、自然の中の光や音、空気や匂いといった瞬間的なものを感覚でとらえて表現しています。
ドビュッシーも自然をテーマにした曲をたくさん作曲しています。例えば、「月の光」「雨の庭」「海」「雲」「水に映る影」など。
ドビュッシーが、「光と色彩の音画家」と言われる所以です。
ブーケの型を音楽家たちに当てはめてみたら♪
最近のジャルダン先生は、作り込まない自然なブーケを提案してくださいます。エアリーだったり、野原で草花を摘んできたようなブーケだったり。
わたしは、作り込まないブーケの型にまだまだ慣れていません。空気に馴染むブーケの感覚を掴みたいのですが…
ローランサンの展覧会に流れるクラシック音楽を聴きながら、ブーケの型を音楽家たちに当てはめてみたらどうだろうかと思いつきました。
ジャルダン先生が最近、「三拍子で束ねる」手法を編み出されました。
わたしもその流れに便乗して、ブーケの様々な型を作曲家達に当てはめたら、違いをイメージしやすいのかも?と思った次第です。
✔︎古典派・ハイドンベートーヴェン、モーツァルトは、ブーケロン。カチっとしてる。
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✔︎ロマン派・ショパン、リスト、ブラームスは、枝物ブーケ??
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✔︎ フランス派は、ラフで素朴な作り込まない自然なブーケ??
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ドビュッシーの曲を聴けば、作り込まないブーケの型にも慣れてくるのでしょうか?
今度、作り込まないブーケを束ねる時は、ドビュッシーの曲をイメージしながら束ねてみます🤍
美しいものに触れ続けること
美しいものに触れ続けることは、凄く凄く大切だと思います。
感性と感受性を刺激し続けていくことは、一見必要ないように思います。そこには、差し迫った問題も無いので。
ピアノを習っていた時は、その時その時目の前の楽譜を追うことに必死でした。
小さな頃は、芸術に触れることの意味も全くもって理解できていませんでした。
随分と大人になった今、いろんな音楽家たちや芸術作品に触れ続けてきたことの有り難さを実感しています。
美しいものに触れて感性と感受性を刺激することこそ、心を豊かにしてくれます。これは、自分で自分を満たすことになります。
これからも、たくさんの美しいものたちに触れ続けて、ブーケの引き出しを豊かにしてまいります。
咲凛さと
🤍ご案内🤍
ブーケ・セラピーは、4月から会場を神楽坂に移します。凄く素敵な会場です♪