「私は、ここに居るよ」
こんばんは。
ブーケアーティストの咲凜(えみり)さとです。
週末の夜、あなたはいかがお過ごしですか?1週間、お疲れ様でした。今日は、心理学師匠・根本裕幸さん主催のリトリートセミナーのことを綴ります。来週6日が参加申込締め切りのようです。詳細は、こちらご確認くださいませ。
私、根本さんのリトリートセミナーが大大大好きです。過去・今・未来の点と点を線に繋いでくれます。言葉に発しなくても、直接問題に触れずとも、癒してくれます。
様々な痛みを抱えてきた方々の凛とした美しさ、逞しさ、逆境を跳ね除けて羽ばたく姿を垣間見れます。とても感動的です。
セッション直後は、何が起きているのかはっきり自覚はありません。時間を経て、過去・今・未来の私の点と点が線になり、繋がっていく感覚があります。それが、私にとってのリトリートセミナーです。
5ヶ月経って、「リトリート当日」と「今」が繋がり始めました。そのことを綴ります。
セッション二日目
デモセッションというものでリトリートは構成されています。フォーカスパーソンが、悩みをみんなの前で共有します。根本さんが、様々な角度から、ロールプレイを組み立てていきます。
私は、窓際一番端の後ろの席に座りました。斜に構えた態度よろしくない受講生でした笑。デモセッションのテーマは、「孤独」。
フォーカスパーソンの女性は、会場真ん中の席に座っていました。彼女の周りは、とても賑やかに師匠とのやり取りが進んでいました。私は、窓際端っこ後方席から、ボーっと部外者の意識でやり取りを眺めていました。
「関係ないわー」と思う時ほど…
根本さんから、フォーカスパーソンの彼女に指示が出されました。
彼女の周辺の方達が選ばれていきました。
そう思った瞬間。彼女が、私を名指ししてきました。不意打ちでした。どうして選ばれる??そんな疑問が頭いっぱいよぎりました。
彼女と私を含む選ばれたメンバーは、前に出ました。根本さんとメンバー間で色々なやり取りを経て。しばらくしてから、根本さんが彼女にこんな指示を出しました。
彼女は、彼女が選んだメンバーの目を順番に見つめていきました。
一瞬、息が止まりました。この時点で、私は何かが込み上げていました。泣きそうな気持ちを堪えていました。
私は、泣きそうになるの必死で堪えていました。訳がわかりませんでした。
「こっちへおいでよーーー!」
フォーカスパーソンの彼女と私。
彼女が、座席から見て向かって左端に立ちました。私は、彼女と向かい合わせで、右端に立ちました。そして、彼女の呼びかけに応じて、私が彼女の前まで歩いて行くよう指示が出されました。
彼女は、私に向かって「こっちへおいでよ。楽しいよ」と呼びかけ始めました。私は、堪え続けていた涙が溢れ出始めました。彼女は、何度も何度も私を呼んでくれました。私は、彼女に呼ばれれば呼ばれるほど、足がすくんで動けませんでした。
彼女の「こっちへおいでよ」という呼び声は、「叫び声」に変わっていました。「叫び声」を聞けば聞くほど、私はますます動けなくなっていました。私は、涙がドボドボ溢れていました。
彼女の顔が真顔になり、涙を目に浮かべながら、私を呼ぶ声は益々大きくなっていました。怒鳴り声にも近い迫力があったかと思います。彼女の目力も半端なかったです。その表情は、私の脳裏にはっきりと焼き付いています。
随分と長い時間に感じました。私は、やっとの思いで、足を一歩横に動かし、ゆっくりと彼女の元に進んでいきました。デモセッション終了間際。根本さんから、こんな声を掛けられました。
これが、どういう意味を表すのか、その時の私はピンときていませんでした。何を言ってはるんやろうか、って思っていました。
無意識に抑え込んでいた感情
「孤独」
無意識に押し込めていた、過去から今に至るまでのたくさんの感情が、リトリート当日に溢れ出ていたのだと思います。「孤独」の裏にある「惨めさ」とか「寂しさ」とかの様々な感情が、咳を切ったかのように。あんなに溢れ出るとは、思いもよらなかったです。
私は、孤独を「好き」だと思っていました。「孤独」だからこそ、自分の作業に集中できる部分もあると。敢えてそう言い聞かせるほど、「孤独」の裏にある様々な感情は溢れ出る寸前だったのかもしれません。
「私はここにいるよ!」
来月博多で開催するブーケ・グループセッションのテーマは、「女性性のリーダーシップ」
ふと閃いたテーマをブログに綴り音声配信をしている時に、「あっ」と気づきました。
一人で怖さを抱えていると、怖さは巨大なお化けのようにどんどん大きくなっていきます。自分を責めちゃう気持ちもどんどん膨らんで。
勇気を出して繋がりの場所に踏み出すこと。凄く怖いかもしれないけれど。あなたのタイミングで。
つながりを感じられると、大きな不安や怖さや自己嫌悪から意識が外れて、ホッと緩む感覚になれます。「私だけじゃないんだな…」って思えた時の安堵感も半端ないです。
人は人で傷つき、人を傷つけるけれど、その傷を癒すのも人なのだと思います。
私は、ここにいます。これからも、活動を続けていきます。
共につながることで、親密感を始めとする様々な怖さや不安・罪悪感・自己嫌悪などの感情は、抜けていきます。私は、花・ブーケと共にあなたをお待ちしています。
私は、あなたの元にいくことはできません。
あなたのタイミングで、私に会いにきてやってください。
私は、あなたが私の元にきてくださるのを、ただただ待ち続けています。
私は、ここにいます。これからも、ずっと花・ブーケと共に活動を続けて参ります。
今日もありがとうございます。
咲凜(えみり)さと