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ブーケレッスンのこと:テクニック編・小さく纏まったブーケの手直し【突き抜けろ】


こんばんは。
窓際族として認知されている咲凜(えみり)さとです。

今日は、ジャルダン先生の昨年末のレッスンのことを綴ります。こちらの続きです。

ローランサンの時に出た三つの悪い癖が、お正月のブーケでも出ていました。その癖によって、ブーケが小さくなり過ぎてしまったのです。

小さくなったブーケを、ダイナミックに生き生きと動きを出すコツについて綴ってまいります。


ブーケの構造

ブーケは、大まかに分けると【骨格花材・ベース花材・遊ばせ花材】の三部構成になっています。


骨格花材は、お家でいうところの柱の存在。男性性の部分です。この柱があるからこそ、花は咲きたいところで花を大きく開かせることができます。

ブーケを束ねる前に、大体の「あたり」をつけることが作品の仕上がりを左右するようです。

「あたり」をつけるとは??

骨格・ベース・遊びのいづれにするのかを、なんとなくイメージしながらお掃除していくこと。

「あたり」通りに束ねられる日もあれば、そう上手くはいかないこともあるのが、ブーケの難しさと面白さです。

悪い癖1:ベース花材の下に花材を入れてしまう。


ブーケは、ベース花材の下には花材を入れないことが原則です。

ローランサンもお正月のブーケも、ベース花材の下に花材を置いてしまう悪い癖が出てしまいました。それをするとどうなるか?

ブーケに広がりが出なくなります。めっちゃちっぽけなブーケになっちゃいます涙。

お正月のブーケも、途中、悲しいくらいにちっちゃなブーケになっていました涙。凄く貧相なブーケに、自分でも嫌気がさして、束ねる手を止めそうになりました涙。


悪い癖2:視線が一点凝縮になる。

一箇所気になるところが出てくると、そこばっかり見ちゃう一点凝視になることが二つ目の悪い癖です。視点一点凝縮になるとどうなるか?

手に力が入って支点が上がってきて、さらにブーケがちっちゃくなってしまいます。


悪い癖3:スパイラルが閉じる

一点凝視してしまうと手に力が入り、スパイラルが閉じてしまいます。そうするとどうなるか。ちっちゃいブーケは、更に更に小さくなってしまいます涙。

三つの対策

三つの悪い癖により、めっちゃ貧相になったブーケ涙。

ジャルダン先生の神の手で見事に変身を遂げました!

①高さ

ブーケ花材全体の高さを出します。

②空間取り

枝物を飛び出させて、空間を大きく広げます。

③スパイラル

閉じたスパイラルを手で広げてあげます。閉じ気味のスパイラルを、グッと広げてあげます。

この三つを行うと、窮屈貧相なブーケが、途端にダイナミックに生き生きを広がりを持ちます。

三つの手直し後に、見事にダイナミックさを取り戻したお正月ブーケはこちらです。


2024年の課題

とういうことで、今年の私の束ねる課題は、こちらです。

視線を大きく広く、全体を見渡すこと。
ブーケの型に応じて、広く空間取りをすること。
ベースの下には入れるな。
【大きく広く高く】

なんだか、生き方にも通じる課題になりました笑。

明日は、今年お初レッスンのことをささっと綴ります。

今日もお読みいただきありがとうございます。素敵な週末をお過ごしくださいませ。


咲凜(えみり)さと