ブーケ第三章「飛翔」:vol.28 テーマに込めた想い②・もっと自由にあなたらしい生き方(ライフワーク)を進むヒントを掴んでいただきたい。
こんばんは。
ブーケアーティストの咲凜(えみり)さとです。
先ほどまで、東京は猛烈な雨でした。どなたさまも、無事でありますように祈ります。
9月28日に第三回ブーケ・グループセッション in ザ・ペニンシュラ東京を開催します。ブーケと心理学を掛け合わせ、ザ・ペニンシュラ東京の最上階個室で開催するランチ付きセッションは、唯一無二です。ここでしか味わえないセッションです。
毎回、異なるテーマを設定しています。第三回は、ルドン作「グラン・ブーケ」をもとに「孤高のグラン・ブーケ」とタイトルを決めました。
なぜ、「グラン・ブーケ」をテーマに選んだのか。本日は、そのことを綴ってまいります。
私とブーケの出会い
ブーケとの出会いは、2018年10月17日・42歳の時のことです。わずか6年前のことです。
膵腫瘍悪性診断を受けて「死」を突きつけられた私は、「今」を生きることに初めて本気になりました。「今を生きる」に向き合わざるを得なかったというのが正直なところです。好きなことを見つけようなんて、悠長な気持ちは一切ありませんでした。今、今、今。今できること、今やりたいことにひたすら貪欲になっていました。その時書き出した「やりたいことリスト」にあったのが、「ブーケレッスン」でした。
先日、心理学師匠・根本裕幸さん主催の七夕YouTube企画にて、当時のことを講演させていただきました。その時の講演シナリオと動画をこちらの記事にご紹介しています。よろしければ、目を通していただけるととても嬉しいです。
ブーケと出会う前は
40年近く、私は、私自身をどう生きて良いのか彷徨い続けていました。幼少期から、たくさんの痛みを抱え続けていました。親も私も、当時は精一杯でした。一生懸命に、その立場でできる限りの対応をしていたのだと、今となっては充分に理解できます。
当時の私は、たくさんの誤解を抱えて大人になっていきました。その誤解は、自分自身を傷つける方向に向かいました。20年近くの間、自分自身を痛みつけて生きてきました。何度も何度も恋愛で失敗を繰り返し続けました。「誰も信じてはならぬ。誰にも助けは求めてはならぬ。」ひたすら、何もかもを自分自身で抱え続けていました。
「好き」「楽しい」、それが何なのかわからなくなっていた時期もあります。「感じること」をすっかり忘れていた時代です。自虐的な恋愛をしている瞬間は、自分を痛みつけることで「刺激」を味わっていました。「こんな自分はダメ」と、罪悪感をさらに深く抱え続けていきました。そして、ますます人には言えない世界(アンダーグラウンド)にとじこもっていました。
40歳直前で膵臓の病気が発覚します。
ブーケと出会ってから
ブーケと出逢った5日後、私は、膵臓の大手術を受けました。手術直後のリハビリ期間も、「花」は私を支え続けてくれました。花に触れ続けていると、私は、無我夢中になれました。自分自身の置かれている大変な状況も、その瞬間は忘れることができました。毎週ブーケレッスンに通いたくて、リハビリに励みました。体力を取り戻そうと、食事を少しづつ取り続けました。
週2・3回もブーケレッスンに通うと、部屋の中は花まみれになっていました。ベットサイドも、出窓も、花瓶で埋めつくされていました。
好きな人のことを思いながら、好きなように花を束ねるだけで、自分は自分でいいんだって思えて。心が癒されて、私はどんどん元気になっていきました。毎日花に囲まれて花に触れられがとんでもなく幸せでした。身体や体力は充分復活できていなくても、痛みがあっても。そんなことを忘れさせてくれました。
ブーケは「生命力」
私にとってのブーケは、「生命力」です。喜び、希望、勇気、パワー、楽しさを与えてくれるものです。過去の痛みの経験を燃料して、ブーケは全てを昇華してくれる存在です。
渦中の時は、「私は、どうして生まれてきたの?なんのために生まれてきたの?こんな経験味わうくらいなら、生まれて来なかったらよかったのに!」と泣き叫んでいた私。生きる喜びも希望も、楽しさも、何もかもを失っていた私。
その私に、生きる力・喜びを与えてくれるのが「ブーケ」です。散々な過去の経験の全てを、「あの経験があって良かった!」とさへ思わせてくれる存在がブーケです。
私は、花を通して「感じる心」を取り戻しました。「生きる希望」を取り戻しました。花に出会ってからも、いろんな壁にはぶち当たりますし失敗も繰り返しますけれど。
束ねるって、純粋に「楽しい」のです。ただただ楽しい、そう思わせてくれる存在が、ブーケです。そのことを思い出させてくれた存在が、ブーケです。
ブーケを通しては、私は私自身の今までの全ての経験を肯定して受け入れることができるようになりました。
リハビリ中のブーケレッスンで束ねたブーケ写真です。
「グラン・ブーケ」に重ね合わせて
ルドンは、生まれて2日目で里子に出されます。11歳で絵を習い始めて、そこから48歳まで、ひたすら「黒」の絵を描き続けました。そして50代に入ると同時に、色鮮やかなパステル画だけを描き続けていきました。黒い絵は、描かなくなったのです。
ブーケ第三章「飛翔」:vol.24 「孤高のグラン・ブーケ」に込めた想い①
どんなに時間がかかろうと、どんな問題を抱えていようが、明けない夜は無い、ということを、「グラン・ブーケ」は教えてくれています。
抱えている痛み(陰)が深ければ深いほど、光は強く輝きを放ちます。私には、ルドンの生涯と彼の傑作「グラン・ブーケ」が、そのことを証明してくれているように思えてなりません。
もっと自由にあなたらしい生き方(ライフワーク)を進むヒントを
今回のセッションを通して、私は、あなたらしい生き方(ライフワーク)を歩むヒントをお届けしたいのです。花を通して、あなたを知り、あなたと向き合う時間をお届けしたいのです。
「感じる心」を目一杯味わうこと。
「自分軸」を目一杯使っていただくこと。
純粋に「楽しい!」「幸せ!」と思える「今」を味わっていただくこと。
痛みに強く触れずに、様々な感情を解放していただくこと。
「もっと貪欲に、自分のやりたいことをやっていい!」あなたがあなたに「許し」を与えていただくこと。
「豊かさを受け取って良い!」と、あなたがあなたに許可を出していただくこと。
ブレイクスルーのきっかけを掴んでいただくこと。
あなたが束ねるブーケは、あなたのビジョン(夢・ありたい姿・目標)です。あなたが束ねたブーケを目の前に、あなたの意識は既に叶った世界になっています。
あなたのビジョンは、どんなブーケになっているのでしょうか?あなたは、束ね終えたブーケを前に、どんな感情を味わっているでしょうか?
ご参加者さまの変化のお声
私は、2022年5月に神楽坂で、ブーケ・グループセッションをスタートしました。今年7月までに延べ73名の方とご一緒させていただきました。
2023年9月にスタートしたばかりの、ブーケ・グループセッション in ザ・ペニンシュラ東京では、過去2回の開催を通して11名の方とご一緒させていただきました。ペニンシュラセッションにご参加頂いた方から、とても有難い変化のお声を頂いております。
あなたにも、この良さを実感していただきたいです。
次回は、ご参加者様の変化の過程にフォーカスして、記事を綴ってまいります。
今日もお読みいただきありがとうございます。明日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
咲凜(えみり)さと
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