見出し画像

Bouquet ラ・バヤデール開催ご報告・その2: 新たな一面が見え始める。

こんにちは。
小春日和の東京から、咲凛さとです。

2月開催ブーケ・セラピーは、「ラ・バヤデール〜狂おしいほどの嫉妬〜」がテーマでした。

テーマの詳細は、こちらに綴っています。


本日から3回に分けて、ご参加者さま素敵な作品をご紹介します。

今日は、3回目のご参加を頂いた方のブーケを紹介します。

お忙しいご参加者さまは、ご都合をつけて急遽お申込みくださいました。わたしは、凄く嬉しかったです♡ありがとうございます。

Q.今回のセッションを一言で言い表すと何ですか?
A. インスピレーション
ご参加者さまのお声
美しいです…凄く好きです。この作品も。

わたしが、ご参加者さまの作品から直感的に受ける印象を3つご紹介します。

①毒付いてきた!

目立つ位置に、黒紫リューカデンドロンにスカビオサが鎮座しています。

この色合い、ドス黒いドロドロの嫉妬をイメージしませんか?

この作品には、ご参加者さまの新たな一面と変化が表れていると私は感じました。

今までご参加者さまは、毒っぽい花材をあまり目立つところに配置されてなかったので。

こちらに、ご参加者さまご自身で変化について綴ってくださっています。

②濃淡のバランス

前回も形が凄く綺麗にバランス取れていらっしゃいました。

今回の作品は、絵の具で自由に絵を描くように花材を配置していく束ね方です。個性的な形になっています。

形は個性的でも、黄色系と紫系の色合いがバランスよく配置されています。

③豊かな感性と発想力・創造性発揮

エロ大僧侶の頭(バンクシア)から、ツノ2本(ゼンマイ)生えてるの、おわかりになります?

このアイディアは、ご参加者さまのものです。これまたユニークで遊び心のある発想!

えっ?どこにエロエロ大僧侶が居るの??

ニョキっと生えてるツノ2本の辺りを、よーくご覧下さいませ。

コクのある深みが美しすぎる。

わたしは、こんなストーリーを思い浮かべました。

「背後から、エロエロ大僧侶のツノが伸び。
無防備な薔薇の女に飛びかかる。
あたりに響き渡る叫び声。
スカビオサが、大僧侶を止めに入ろうとする。
薔薇女の運命は…」

怪しい雰囲気出過ぎて最高!!

花々の間に隠れて、こっそりとエロエロ大僧侶のバンクシア。その頭は、少ししか見えていません。

だからこそ、怪しさが存分に漂います。このバンクシアのチラ見せ、凄くお上手です。

実は、バンクシアの頭にツノ2本配置は、凄く難易度が高かったのです。

バンクシアは、茎がめっちゃ太く頭も大きい。そして、後頭部も綺麗に盛り上がっています。

そこに、妖艶な黒細いゼンマイを固定させることは至難の技でした。

(絵心の無いわたしが描いた図を下に貼っておきます。)

ゼンマイが、あっちゃこっちゃに動いて止めたいところで止まらないのです笑笑。

あの手この手を駆使して、ご参加者さまと共同創造いたしました。

「共同創作も凄く楽しい!」

ご参加者さまのお声です。わたしも、存分に楽しませていただきました。ありがとうございます♪

怪しい絵


お見苦しい絵のお口直しに、ご参加者さまの美しい作品を再びご紹介します。

小花デルフィニウムにご注目を

ご参加者さまは、どっちつかずな男を水色の小花デルフィニウムに例えてらっしゃいます。

このユニークな発想に、わたしは大変刺激を受けました。

デルフィニウム男を挟むように、黄色と紫の花が配置されています。

1人の男を取り合う2人の女の図。
表現お見事です…

そして、デルフィニウム男は、随分と端っこに追いやられていますなぁ…

男苦手??あんまり重要じゃない??

「男心はわかんない!」と仰っていたご参加者さま。

存在感の薄いデルフィニウムを男に見立てたのも、納得できた次第です。

最後は、別角度からのお写真です。
本当に美しいです…

エロエロ大僧侶不在の面

嫉妬すらも美しい

ドロドロの嫉妬の感情って、直視するのは凄く嫌じゃありませんか?

誰かに嫉妬をしている自分が、凄く嫌になって自己嫌悪に陥るから。

誰かから嫉妬されている自分が、凄く憂鬱になってしまうから。

見たくない嫉妬を、どうすればスッキリ解消できるの?

そんな時にこそ、ブーケ・セラピーをご提案します🤍

ブーケ・セラピーの時間は、あなたが抱える問題には深く触れません。問題は、脇に置いたままです。

物語の登場人物達に目を向けていきます。登場人物達の心情を想像しながら、ブーケを束ねていきます。

「今ここ」に集中して感じるままに束ねていきます。この時点で、あなたは「思考」から離れています。

ブーケを束ねる作業を通して、問題と距離を置くことが自然に体感できます。

嫉妬を表すブーケ作品をご覧になって、醜さを感じられましたか?

美しい花や毒々しい花材達は、あなたの嫉妬心を「美しさ」で包み込んでくれます。

実際に、わたし自身も嫉妬のブーケを束ねて、こんな風に実感しました。

嫉妬も美しい。

そして、わたしは嫉妬への嫌悪感がうすれました。

「嫉妬=美しいもの」という視点が、ブーケを束ねることでインストールできたから。

ブーケ・セラピーは、嫌な感情すらも、あなたの一部として自然に受け入れることを体感できます。

美しい草花が、どんなあなたも美しいことを証明してくれます。

あなたの気づかなかった新たな一面や、あなたの変化のプロセスをブーケが教えてくれます。

そして、何よりも束ねるって楽し過ぎます🤍

是非一度、味わって頂きたいです。
ブーケ・セラピーの良さを♪

今日もお読みいただき、ありがとうございます。素敵な週末をお過ごし下さいませ♪

咲凛さと