ミカサは結局、エレンに何と答えてあげれば良かったのか?
進撃アニメファイナルシーズン面白く見ています。ずっと素直で可愛いと思っていたエレンが、表情を読みづらくなって帰ってきて、寂しいような、結構タイプかもしれない!ドキドキするなぁとか忙しい気持ちです。
ドキドキするといえば、マーレ編に入ってからのエレンとミカサのやりとりが好きだったりします。中でも123話「悪魔の島」。今回はこの回でのエレンからの質問「オレは…お前の何だ?」にどう答えるべきだったか、私の心の中のミカサと一緒にうんうん考えようと思います。
まず、ミカサの「あなたは家族」という回答はダメだったんでしょうか?個人的には意外性は無いがそんなに悪い回答では無かったんじゃないか、と思っています。
島の仲間が一番大事と思って地鳴らしを実行するに至ったエレンなので、ミカサの解答も、やっぱり大事だなと思わせるものだったはず……(と思いたい)それに、エレンポイント1億点出したライナーの「オレが悪いんだ!」を聞いても進撃し続ける彼なので、どういう回答でも後の行動はあんまり変わらなかった気がするのです。
ただ、じゃぁ満点だった?と言われると、やっぱりそうじゃ無いと思うのですよね。
エレンの質問、ミカさにとってはちょっと急すぎた。うろたえて赤くなったり、言葉に詰まったりする様子で恋心と同時に、ミカサ本人はまだ無自覚っぽいぞ?というのが伝わってしまった気がするんです。
エレンは鈍感って言われる事もあるけれど、ヒストリアの押し殺した感情に気づいたりと案外機微に敏い。ただ、これまでは気性の激しさで分かりづらかったというか。
なので、これからの別れにあたって、その執着はアッカーマンの血のせいだ。で乗り切れると思わせたかも。
逆にね!!!ここで男として好きだから抱いてくれくらい言えればこの夜だけでもスーパーエレミカタイムが始まったかもしれないと!!!私は残念でならない訳ですね!!
次に、エレンは家族だから、で無条件に人を好きと思うんだろうか?という辺りが疑問です。お母さん大好きなイメージが強いので、「家族だから」と言われても納得してくれそうと思っていたんですが……グリシャやジークへの対応を見ていると、どうも違うような気がする。元々なのか、進撃の巨人を通して見たお父さんの姿に思うところがあったのかも。お母さんだから無条件で好き。から、カルラだから好きだったんだ、と変化したのかな?
回答が家族だったとしても、エレンはミカサにとっての家族って何?まで踏み込んだ答えが欲しかったのかも。照れ抜きで。
ミカサ本人も最近のふたりの関係の変化に戸惑っていたと思う。123話でも「危ないから私のそばを離れないで」と言っていたけど、エレンはすっかり攫われるような子供ではなくなっている。よくエレンが1期の頃、お前は俺の母親か?って煙たがっていたよなって。ミカサが変わらずお母さん、お姉ちゃんとして振る舞うなら、もう大丈夫だよということなのかも。
「私はただ、そばに居るだけでいいのに」
ミカサが苦しい本音を吐き出すのは、いつもエレンが攫われたときだったから。肝心の気持ちはアルミンが聞いてるんだよね。それを、エレンに伝える機会だった気がする。