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ぼーっとできる幸せ|hitorigomori旅②
続き。
hitorigomoriでは、部屋に数冊、本が置いてあった。その中の「翻訳できない世界のことば」という本を読んでみる。
日本語もいくつかあり、お気に入りのことばを見つけた。
ぼけっと/なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち。
いつもドタバタ忙しいくらしのなかで、あてもなく心さまよわせるひとときは、最高の気分転換です。
エラ・フランシス・サンダース著
前田まゆみ訳
今のこの時間にぴったりだった。窓からの景色をただ眺めて綺麗だなと感じる。本を読みながら林檎の焼きタルトと珈琲を飲む。この時は忙しい日々や、未来のわけもない不安のことは忘れていた。ただぼんやりと過ごす。その幸せにこの言葉で気がつくことができたのだ。
この旅をぼけっと旅と名づけよう。我ながら素敵な名前だ。
旅なんてしなくても、普段の暮らしの中でぼけっとする時間を大切にしていきたいとも思った。
ぼけっと暮らし、をしていこう。