【制作話】アイロニカル(ボカコレ2022春)
こんばんは。佐藤原材料です。
なんだか久しぶりにnoteで記事を書いている気がしますが、
一ヶ月ほど振りなので意外とそんなことはないみたいです。
ボカロPとして活動し始めてから、良い意味で制作に追われているので、
日常がとても充実しております。
何かを作ってそれを発信する以上、聴いて下さる方がいるからこそ、こうして続けられていると思っております故、わたくしの音楽を聴いて下さる方には本当に心から感謝しております。ありがたいです。本当に。
新作を出したので此度も制作話を書いていきます。
今回は、2022年4月22日〜25日の間で開催された、全国津々浦々の音楽自慢達が一堂に会する、まるでグラップラー刃牙のような世界観のイベント(去年の秋もこんなこと言ってた気がする)、「The VOCALOID Collection 2022 Spring」(通称ボカコレ)に活動開始から二年以内のルーキー枠として参加させて頂いた楽曲、『アイロニカル』の制作話について書かせて頂きます。
今回なんと、ルーキーTOP100位中、60位という結果でございました!!
投稿総数2800件以上の中で、60位という結果、、
これも偏に聴いて下さった皆様のおかげです。
本当に嬉しいです。ありがとうございました!!!
そしてこれからもたくさん良い曲書きますので、
なにとぞよろしくお願い致します、、、!!!
今回の制作話は普段より少し真面目に書きます。
この楽曲は自分のリアルです。
経験して来たことや、感じて来たこと、そして今まさに直面している気持ち、それら全てをボカコレというたくさんの方に届く機会にぶつけたいと思い制作致しました。
自分はボカロPとしてはまだ一年未満のひよっこですが、
音楽にはまあまあ長いこと関わって来ました。
その中で、
色んな音楽が流行っては廃り、
たくさんの仲間が、売れていったり、諦めていったり、
毎日のように志を共にする人と会っていたのに、
いつか自然と会わなくなったり、
いろいろとありました。
自分自身も、
ただひたすらに、自分のプライドに意固地になったり、
中身を聴かずに上辺だけで流行り廃って行く風潮に嫌気がさしたり、
そんなくだらないプライドをズタズタにされたり、
故に安易に流行りに乗ったり、
そんな自分にまた嫌気がさしたり、
周りが見えなくなるくらい本気で走り続けて、
気付いたら周りから人が離れていって、
孤独を感じたり、
孤独を感じたく無いから、たくさんの言葉を飲み込んだら、
どんどん音楽がつらくなって、
作りたいものを作れなくなったり、
そうして一人を選んで、
音楽って、音が楽しいと書くのに、なんでこんなに、
音が苦しいんだろう。
そういう風に思うこともありました。
人って不思議だなと思うんですけど、
楽しかったことよりも、苦しかったり辛かったことの方が、
こんなに心にこびりついて剥がれなくなるもんなんだなと。
それでもなんで音楽を続けてるんだろう。
こんなにぐちゃぐちゃにされたのに、
なぜか音楽はずっと好きなままで、
このまま音楽をずっと続けて行く怖さよりも、
音楽を失って、人生が空っぽになってしまうことの方が怖い。
たぶんそんなことないのだけれど、
やめたらやめたできっと新しい何かがあるのだろうけど。
必死になって音楽を作って、
一人でも多くの人に好きだって言ってもらえるように頭を捻って、
なんで評価されないんだろうって頭を抱えて、
今回だって、
60位という結果がめちゃくちゃ嬉しいのに、
まだまだ上を狙ってるのは、
もう音楽が生き甲斐になっているからなんだな、と気付きました。
だからこそ、
今回のランキングのようなショーレース然り、
良い曲が書けた然り、
バズったとか、売れたとか、お金がたくさん貰えただとか、
大好きな声優さんに楽曲提供することができただとか、
きっとそういうターニングポイントが訪れた時に、
満足した時点で自分の人生は終了する。
だからこそ渇き続けて、求め続けて、
少しでも自分の人生を生きていたい。
自分の人生が音楽である限り、決して音楽で満たされてはいけない、
皮肉な話だなって、気付いて、自分で自分を少し笑いました。
そういう思いを込めて書いたのが今回の『アイロニカル』という曲です。
ただ、この曲を書いたことで、少しだけ前に進めた気がしました。
たまには自分を曝け出す制作も、悪くないのかもしれないです。
ここまで書いておいてなんですけど、
普段からこんなダウナーな感じで生きているわけでもないですし、
Twitter上でのわたくしは間違いなく素なので、
あくまでもそういう側面もある、って話です。
わたくしも人なので!!!(笑)
けどポリシーというか、信条というか、、がありまして、
つらいなぁ、しんどいなぁ、やだなぁ、っていくら言っても仕方がないし、
人それぞれしんどい思いなんて多かれ少なかれしているわけで、
だったら少しでも、自分自身楽しくしていた方が、自分がまず楽しいし、
聴いてくれる人や、見てくれる人、関わってくれる人、
わたくしと繋がってくれる人とはなるべくおもしろおかしく過ごしていたいので、
楽しそうなところに人って集まると思っているので、
これからも音楽以外(特にTwitter)はちゃらんぽらんでいきますぅ。
それも佐藤原材料(金髪ツインテ美少女7歳)こと、わたくしの、
大切な一部なのです。
楽しくやらなきゃつまんないよね!
めでたしめでたし(長文且つ駄文にお付き合い頂きありがとうございました)。