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専門家やセラピストに頼ること

ボクは今、SLP(Speech Language Pathologist)のサポートを受けて年齢のステージに足りない部分のトレーニングを受けている。

スピーチセラピストさんの力を借りているのです。

セラピストに頼ることへの先入観だらけの自分

ここに至るまでは自分にいらない意地とかいらない目線とか葛藤があった。前にも書いたかもしれないけどセラピストのイメージが「人のサポートがとても必要な人」とか「心理的な問題を抱えている人」とかが頼るところ、「病院似通うほど大変な状態」と先入観や思い込みで色眼鏡でみたいたのだと思う。

だから、

自分の子供はそこまでじゃない
自分でなんとかできるはず
セラピー受けてるなんてよっぽどと周りに思われる

みたいに拒否をしていた。

だけどね、ダディとぶつかって話してセラピストに頼ることがそんなに重い決断ではないのだよって気付かされた。

状況が進んでしまって悪くなってしまってから頼ることがセラピーではなく、そうなる前に今できるアプローチを悪い状態にならないようにその道のプロがサポートしてくれるということ。

私は「セラピー受けてるなんて周りにいったら、大変ねー。大丈夫?みたいに思われる」と言われてもない周りの声を勝手にイメージして受け始めの時はあまり声に出したくなかった。
ある時、意を決して友達や先生にボクのスピーチが少し遅れていてSLPのサポートを受けていると言ってみると
「そうなの!私の子供も受けてたのよ!とても助けてもらった」
「カウンティのサポート?いいじゃない!よかったね」
「そのプログラムいいって聞くよ!友達も受けてる!」
とかなんというか受け入れてもらえているという感覚が嬉しかったし誰も拒絶したり否定しないということを知った。

結局は自分がそう思っているから、そう思われると思っている。自分自身の捉え方の問題っていうことよね。

セラピストや専門家の力を借りてからの自分


実際にサポートを受けて思うことは
「セラピストに頼れる環境があってよかった」
ということ。

世の中にはネットで検索すれば五万と情報はキャッチできるし、アプローチもそれだけ数がある。だけど実際に子供を前にしてそれが子供に合うのかどうか、日常の中で「この意思疎通ができたらいいな」と思うことのアプローチなのかもはやわからない。数打てばヒットするだろうが、考えてみて、どれくらいの期間でできる?どれくらいの時間を費やせばいい?ストレスでしかない。自分でできるなんて簡単に思いすぎた。と反省した。

ボクにセラピーを行うというよりは、実際に私とボクに関わり方からアドバイスをくれたり、子供の頭の中で起きていることを踏まえて説明してくれたり、気になることを相談できたり、お家の中でできること、家族で日常で取り組めること教えてくれる。
私はセッションの度にどうしても子供が成長していないのではないかと不安になり厳しい目をみていたり、アプローチが違うんじゃないかと心配になったり、だけどその度にセラピストさんは親子ともども褒めてくれる。それがまた沈んだ気持ちを救ってくれていたのかもしれないと今は思う。
成長はいつか追いつく、スピードが遅いだけ、でも、、という気持ちがあったから。

私も私でセラピストさんに支えられていた。
ボクとの関わりに前向きになれたのもそのおかげかもしれない。

あっているのか間違っているのか、正解などはないんだけど、どうしても気になる。そうすると年齢という横軸で「あれくらいできないといけない」と自分で自分を苦しめてしまう。本当に大丈夫?と良からぬ不安もあった。
だけどセラピストや専門家に頼ることで、どうしたらいい?どう思う?と聞けることも普段からできることを教えてくれて、何よりも成長を年齢という横軸ではなくボクという縦軸でみて評価してくれる。その上で、年齢ステージの指標をみながら今ココを確認して次のステップを一緒に考えてくれる。学校に行き出してからは2ヶ月に1回評価ミーティングで同じように縦軸を評価して横軸のアプローチを考えてくれる。SLPだけでなくOTや色んな専門家が発達に合わせてサポートしてくれていた。何よりも彼らはアプローチにきっかけをサポートしてくれて学校だけでなく普段から続けられること、仮にセッションが終わったとしても続けていける術を教えてくれたような気がする。

そしてボクは確実に成長している。
私ではできなかった。

困っていることをいつもで声に出して聞ける人がいるだけで助けられたし、ボクの成長を感じる?知る?気づくことができた。何より私はひとりじゃなかった。
できないならできる人を頼る、知らないなら知ってる人を頼る
シンプルにそれが一番心地よいこと。

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