アメリカでの妊娠&出産ー出産当日の私ー
前回アメリカでの無痛分娩?自然分娩?について書きました。
その後のお話を。
第一子の出産の時の話なんだけど、出産予定日前日にあれ?これ破水?みたいな感じで病院に行ったのです。検査したら破水してるってなったのでそのまま入院になるのだけど、これが破水ではなかったら帰宅を命じられます。陣痛がきてもちょっとの陣痛じゃ帰されるのがアメリカ。もう忘れたけど、何分に何回きたらみたいなのがあるのでそれ以外は問答無用にご帰宅へ〜。
で、私はちょろっと破水だったんだけどそのまま入院となっても結構余裕なのね。陣痛が来る前に破水しているし、陣痛とはなんだ?みたいな。ちょっと生理痛くらいの感覚でとてもナメてた。
アメリカは個室が用意されていて、その個室が分娩室にもなるので移動することはないんだけども、破水してるからできるだけ羊水があるうち子宮口が開いて欲しいから、やれバランスボールだのなんだかんだ勧めてくるんだけど、立つだけで勝手に尿もれみたいになるからなんか気持ち悪くて、でもまぁ余裕をかましてたの。そのうちに陣痛らしきものがキューーーってきては鎮まり、ひどい生理痛くらいな感覚だから我慢すれば乗り越えられるって思っていた。
がしかし。
夜になるにつれその痛みがめっちゃもう重りがどすーーんってきたみたいに腰もいたいしお股も痛いし、オーノー!!!!ってなってきた。
うぅうううーーー、うううううーーー。
とうなる私を見て、看護師の人がエピ(麻酔)入れる?って聞き始める。それでも大和魂、負けてたまるか!と耐えていたのだけど、
ううううううううーーーーーうぅううう。。。。。
痛みがどんどん増してきて寝れない。寝ろと言われても寝れない。
それを見かねた旦那がエピを入れてもいいんだよ。入れる?そしたらマシだよ。と言い出し、看護師もその方が睡眠が取れるしここから長いと思うからと言われ私はその甘い誘惑に乗っかったのです。
すると秒で麻酔の方がきて、私の背中に何かを差し込み麻酔が聞き始めてくるという。そうすると、軽い生理痛くらいの痛みに陣痛が変わり、はぁ。。。とおちつく。結局、無痛分娩でしょ、これ。と思いながら痛みがなくなったことの方がうれしかった。
いよいよ翌朝、予定日当日になり、羊水も限界に近づく。昨夜、もし翌朝になっても生まれる気配がなかったらCセクション(帝王切開)と言われてたから、どんな感じよ?って看護師が見にきたらなんともう産まれるじゃん!ってなってて大慌てで分娩の準備やら助産師さん呼ぶやらばたつきだす。そして早朝だったからか、もう出てくるからかわからないが、助産師1人看護師1人だったため立ち会いの旦那が私の足をプッシュして赤子が出てくる瞬間までがっちり見るという事件。抱き上げてから見るとかではなく、助産師たちと同じ方向に立ってその全てを見ておりました。😂
がしかし、その後。
無痛分娩だったから息み過ぎたのかわからないけど、だんだん顔色が悪くなる私。出血が大量に出始め、胎盤がうまく出てくれなかったようで、お腹を押され、胎盤を掻き出されながらもまだ何かあるという助産師さん。そのうちドクターも現れ、何だか大所帯で私のお腹を押すし、掻きむしるし、意識はあるんだけどふわふわした感じだった。胎盤を出し切ったのかドクターが縫合してくれたみたいでとりあえず休んだのね。
アメリカって産後24時間たつと問題なければお母さんは産婦人科から小児病棟へ子供と移動になる。その少し前に貧血などがないか一回ベッドから起き上がるのをやるんだけど、自分の気持ちとは裏腹に立った瞬間眩暈がやばかったのね。ナースに抱えられてトイレに行くと、あれ?すんごい出血。それを見たナースがまたドクターたちを呼びに行ってくれて、なんや色々やってくれた。
産後ってこんなことになるの?なんかわからんけどふわふわ。立ち上がるのもフラフラ。どうなってるーーー?私。状態。
それからまた止血的なことをやってくれて、あまーーいドリンクを飲まされて貧血を治めるという。
24時間後、車椅子に乗って小児病棟へ。
子供ケアのために小児科へ行き、24時間スクリーニングを子供は受けるのです。アメリカはずっと母子同室でゆっくりしたいとか希望がない限り病室に一緒。でもさ、子を授かるのも初めて、なぜ泣いている?どうした?寒いの?なになに?って余計寝れない。しかも授乳の仕方なんて知らないからどうやってやる?え?おっぱい出ないじゃん。どうやって出すよ!え?めっちゃおっぱいカチカチなってきたやん。えーーー!でないからなんか市販のミルクあげてくれてるけどどうしようーーー???ってなる私。
それに追い打ちをかけるようにお尻が痛いのよ。これは縫合されたから痛いのか便秘だからなのか。違和感もあるし痛いし、坐薬ください。と申し出る。がしかし、出ないし、痛いし、え?何?ともう一度坐薬をお願いしたら、ナースがちょっと見せてとお尻を見たの。そして衝撃の・・・
痔ですね。
がーーーーん。痔にもなってるーーーん!うそーーーん。
何だか全てが悪循環じゃないか?と思いながら子供はなくし、お尻は痛いし、おっぱいは重いし、はぁ。。。誰か助けて。。。
おっぱいが重くて仕方ないからどうしたらいい?って聞くと
開栓してないからポンプをとにかくやって開栓
おっぱいを温めて母乳を出しやすく
というのを何度もやると少しずつ出てくるんだけど出しきれてないのに中途半端に出た分、余計に張る!
オーマイガーーー
なんてったって、日本でいう助産師によるおっぱいマッサージなどそもそもなく自力で頑張れ、あげ方もカプッとみたいな感じでわからない。もうおわた。
見かねたナースが「ラクテーションコンサルタントの予約した?」と言い出しなんの話?よ。
要はアメリカにはおっぱいマッサージはないけどラクテーションコンサルタントという赤子へのおっぱいのあげ方を見てくれて指導してくれるみたいな直接何かするわけではないコンサルタントがおります。
そんな人いるなんて知らんがな!
でももしかしたらこの錘2個がなんとかなるのかも!と淡い期待を抱くわけ。
がしかし、
あらー母乳がいっぱいあるのねーーー。これはポンプで絞って絞って出さないといけないねーー。このまま残ってると赤ちゃんは余計のまなくなっちゃう〜。おっぱいから飲めてないから、ママ頑張ってポンプねーー。
以上
おもてたのとちがーう。全然ちがーう。助けてーーーーーー
言われた通りの温めて搾乳、温めて搾乳を繰り返す私。
そんなこと言ってる間に、あれよと48時間になり退院。
世の中に放り出されてしまった、痔を持つ、おっぱいカチカチママ。
言われたことをなんか!私の母乳がこんなに使えないなんて。はぁ。。なんだよーーーこれ。想像と違うじゃないかーーー。
そう、母乳がうまく出ない→おっぱいが張りすぎると飲みにくくて赤ちゃんも飲まない→市販のミルクというサイクル。赤子も頭がいいから、乳首より人工乳首の方がたくさん飲めることを知り始めるともっと母乳を拒否し出す。我が家退院して2日目にしてその状況に陥ったわけ。
ねぇ産後って出産より辛い、、、じゃないの、、、これ。
さ、さ、産後の方が遥かにきつい。
出産までは何かあれば病院に頼れたのに、産後はどこに聞けばいいんだろうか?
はぁ。。。おわた。もうおわた。
母乳をあげたいのにうまく出せない私の思いと赤ちゃん重視で母乳が飲めないならミルクと病院に言われて鵜呑みの旦那と、我ら夫婦に溝が生まれ出すわけです。精神的にもボロボロのオカンここにあり。
となったのが退院3日目。そして私のおっぱいが限界へと近づいてゆく。
痺れを切らしてラクテーションコンサルタントへ行くわけです。
このコンサルタントがさらに私を苦しめてくれるわけです。
つづく