ギターが上手くなりたければ速く弾け
今回はギター上達法の一つとして"細かく分割して速く弾く”をやった方が良いよという話です。
ギターを上達させたければゆっくり丁寧に弾け!
という事は楽器の上達法として古くから何百万回と言われていることだと思いますし、この記事を読んでくれている方なら皆様やったことがあると思います。
これについては全く否定しません。大賛成です。
ゆっくり弾くことなしに上達することはほぼ間違いなくありません。
それに加えて細かく分割して速く弾く練習もしていくと自分のやるべきことが明確になっていきます。
細かく分割するというのはどういうことかというのを説明していきます。
細かく分割する
の説明の前に、あるフレーズをゆっくり丁寧に練習していきスピードを上げていくという練習だけをした場合について
例えば、以下のようなアルペジオのフレーズがあったとします
このフレーズを自分が出来るゆっくりのスピードで弾いてみてください。
弾けましたか?
次は自分が弾ける限界より少し速いスピードで弾いてみてください。
弾けませんでしたね?
おそらく、弾けない時はゆっくり弾いたときと比べて何かがおかしかったと思います。
どこがおかしかったか、しっかり把握できましたか?
しっかり把握できて修正して練習すべき点が分かったあなたは、そのまま練習と修正を続けて上達し続けていってください。
素晴らしいプレイを聴かせていただけることを楽しみにしています。
スピードを上げたらよく分からないけれど弾けなくなった。どこがおかしいのかもよく分からないというあなた、ぜひ次から紹介する分割する練習方法を試してみてください。
細かく早く練習するとは
ここから細かく分割して練習する方法を説明していきます。
先ほどのアルペジオフレーズ
これを先ほどの弾けなかったスピードで、まずは2音ずつ練習し、次に3音ずつ、4、5、6と弾く音を少しずつ増やしていきながら練習するということです。
どういうことかというと
まず最初に赤丸のついた最初の2音を弾いてみる、問題なければ
この組み合わせで順番に弾いてみる。
ここまで問題がなければ次は以下のように3音ずつの組み合わせで弾いてみてください
これが出来たら同じように4音の組み合わせ、5音の組み合わせと順番にやっていきます。
この時フレーズをつなげて弾く時と分割して弾く時で左手の運指や右手のピッキング(ピックを使うならアップダウン、指で弾くなら弾く指)を同じ動きで弾くように注意してください。
このように順番に練習していくと、弾けないフレーズの場合どこかの組み合わせで苦手なものが出てくると思います。
その苦手部分が今のあなたの修正すべきポイントになっています。
苦手部分を集中的にゆっくり丁寧に練習していきましょう。
まとめ
・上達するには細かく分割して速く弾こう
・細かく分割すると修正点が分かりやすくなるよ
・修正点が分かったら集中的に練習していこう
自分のプレイの何が原因で上手くいっていないのかという事をしっかり把握して、直していくということがギターの上達で大事なことの一つです。
今回は自分の修正点を見つけるために有効な練習法を紹介させていただきました。
この練習は今回紹介した以外にも様々な場面に使うことができます。
かなり使える方法だと思うのでぜひ日々の練習に取り入れてみてください!
今回の記事が皆様のお役に立てれば幸いです。ありがとうございました。
※ちなみにこの練習方法、集中しやすいため結構疲れます。