Ctronics 3802K-BP
やたら商品展開が多いというイメージのメーカー。有名らしいし比較的安価だったのでAnakk設置後１年ほどしてこちらの商品に置き換えをしました。
しかし残念な結果に・・・
画素数が仇に
まずは画素数である400万画素。2Kなのか2.5Kなのか分かりませんが商品ページには混在してますね。
確かに出来上がりの画像や動画は2560x1440とデカいです。しかし動画のフレームレートが残念なことに12fpsという残念にもほどがある数字。全部カクカクです。歩いてる人が皆チャップリン映画の頃のような動きをしています。
更には、この大きなサイズのデータを処理するのに手間取っているようで、アラート発報があってからスマホなどで接続しに行くと通知マークは出ているもののなかなか接続ができないので、リアルタイムで状況を確認することが困難であるし、録画された映像もスマホで見ると更なるコマ落ちが激しく、PCでダウンロードして見た方が精神的に安定した状態で見ることができます。私の環境ではカメラが遠隔地にあるからというのも原因かもしれませんが、ダウンロードしたとしても12fpsですから残念なことに違いは無いんです。
残念なヒューマノイド認識
もう酷いとしか言いようがないです。あくまでも個人の意見としてですが、それでも他の機種に比べたらかなり酷いです。。
動いてなくても動体検知
もうね、笑えるほど意味のないアラート発報が多いです。
玄関先にある大きめの岩、玄関の電子ロック用テンキー、柱の隙間に見える石、それぞれ動くはずの無いものをガンガン動体検知します。場合によってはヒューマノイド認識もします。認識枠もちゃんと出てます。
何でしょう？シミュラクラ現象で顔にでも見えるんでしょうか？
さすがにこれは異常だと思いカスタマーサポートに問い合わせたところ、設定値を２０に下げろと言う。
ちょっと待ってくれ、その２０と言う数字はどこから出てきたのか。更に数値を下げること、数値を上げることで何がどう変化するのかを説明してくれとお願いしたら、それは分からないという。（え？）
感度って何ですかね？
感度を下げるというのは、小さいサイズのものが動いても検知しないという意味でしょうか？それとも動く物のサイズに関係なく小さな動きは検知しないという意味でしょうか？
例えると、前者の場合アリ１匹が動いても検知しないがカエル一匹が動いたら検知するようになる。後者の場合は同じカエルでもじわじわ動いてたら検知しないけどぴょんと跳んだら検知する。どっちなんでしょうね？
ただ漠然と「感度」と書かれていますが、下げることで何が起きるのか、上げることで何が起きるのかが全く不明なパラメーターとなっています。
更にこの感度って図のように最低の１にしても雨風が強い日は何事かってくらい動体検知します。雨粒など前述のアリ一匹に相当するんじゃないのか？１でもガンガン動体検知しちゃうってことは、感度を下げるって事は本当に正解なのか？
リンケージトリガーってのはリンケージじゃないの？
アラート発報のトリガーとして「単独トリガー」と「リンケージトリガー」というのが選べるようになっています。
単独トリガーというのは、読んで字のごとく動体検知、もしくはヒューマノイド認識を含むAI検知のどちらかが「何か起きた！」ってなった時にアラート発報となるものというのは理解できます。(どこにも書かれていないけど)
ではリンケージトリガーというのは何でしょうか？読んで字のごとくであれば「複数のトリガーが連携したとき」に発報するとなり、ここでは動体検知とAI検知しかないので「何かが動いて、それがヒューマノイドであると認識した」らアラート発報となる筈。(可聴アラームは使っていません)
なのに、スマホに上がるのは「動き検知アラート」やら「ヒューマノイドアラート」やら混在して上がってきて、しかも動体検知は前述の通り残念ロジックなので動画を見ても何一つ動いていない事が８割以上。
そしてオオカミ少年へ
もうこの時点で防犯カメラとしてはNGだと思うんです。オオカミ少年ですよね。
さらに驚くのが、風雨の激しい夜にただでさえオオカミ少年のアラート発報が輪をかけて増えるわけです。流石に耐えられないので「感度」というパラメータを動体検知、AI検知共に１まで下げたんです。
何が起きたと思いますか？ 何も変わらないんです。
もう一旦通知機能を切りましたよ。
感度設定も謎、アラームトリガーも謎、謎と言うか機能していないようなので、再度カスタマーサポートに問い合わせるも、結局解決には至らず。
謎の多いファームウェアアップデート
１年ほどの間、何度かカスタマーサポートとやり取りしている間にファームウェアが２回程更新されたのですが、オオカミ少年の汚名返上ならずでした。ファームウェアは執筆時点で最新版のV21.1.5.11.1-20231229
このファームウェアアップデート、一切のアナウンスが無いので自分で積極的にアップデートの確認をする必要があります。それができるのはスマホアプリのCamHiProからだけですかね？Windowsアプリからはアップデートできません。
また何が変わったかもどこにも書かれていないし聞いても教えてくれないんですが、HiP2Pで見ると警報設定に「アラームプリセット」という項目が増えてたりします。
これについてもカスタマーサポートに問い合わせましたが、全く説明が分からず、メールで３往復くらいしてやっと「アラート発報後に戻るプリセット位置」という事が分かりました。
最初の説明では「アラートが発報されたらそのプリセット位置に戻る」と言われて、せっかくヒューマノイド認識してモバイルトラッキングで撮影してるのに関係ないプリセット位置に移動するのか？と思いかなり混乱してました。
でも、元々モバイルトラッキングで追従した後動き検知もヒューマノイド認識もされず一定時間が経過するとプリセット０１に戻ってたんだけど、なぜこんな機能を付けたんだろうか？しかもこのファームウェアアップデートしたら、不定期に全然関係ないプリセット位置にカメラが動いてしまう不具合も多発して、完全にお役御免となりました。
最近通知が静かだなぁと思ってたら全然関係ない風景撮ってて、肝心の監視場所を撮っていないので、通知来ないのも当然だし、そんな防犯カメラ使い物にならんでしょ。絶対ファームウェアアップデートの弊害なんですが、カスタマーサポートは頑なに認めないですね。
そもそもファームウェアアップデートで何が更新されたのかすら分からず、ヒューマノイド認識は多少精度が上がったかな程度でしたが、相変わらずシミュラクラ現象は抜けきれない様で、とにかく防犯カメラとしては使い物にならないものでした。
アラームとアラート
わざとアラートと書いていますが、アラームというのは目覚ましなど予め決められた通りに発報することが分かっているもので、防犯カメラなどで異常を検知したときなどの予期しない場合に発報されるものはアラートと言います。
アプリ類は日本語訳がまずいのか、元のスペルがAlermなのか分かりませんが、少なくとも防犯カメラは毎朝８時に鳴る目覚ましではないですね。
分かりやす所では「Jアラート」というのがあります。
実はこの製品は・・
当初2台セットで購入しました。キャンペーン中で1万円ちょっとという破格値でした。でも問題が起きるたびに何故か問題解決のために新しい製品が送られてくるんです。謎のわらしべ長者状態でしかも返品は不要ですとのこと。
まぁ使い物にならない防犯カメラばかりあっても仕方ないのですが、最終的には前述のようにオオカミ少年過ぎるので、それが全く解決できないという事を伝えたら返金処理されました。
めんどくさいからもう問い合わせてくるなってことみたいです。
中華製は防犯カメラに限らず、単に技術的な問い合わせをしているだけなのに、回答がめんどくさくなると返金処理されてキャンセル扱いになり返品も不要ですって言ってきます。
商品ページには終身保証とか美味しい言葉が並んでますが、面倒になるとサヨナラってことみたいですね。
実はAnakkの製品も同様で、説明書にも書かれていないし設定値についてとか仕様についてとか、面倒なら英語版でもいいので説明書なりスペック表なりを送ってくれと言っても、そんなものは存在しないのでご迷惑をおかけしているので返金します となってしまいます。
まぁその方が相手からしたらコスパが良いのでしょう。
そのたび使えない防犯カメラが増えていくばかり・・
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