ムービーフィルムのスチールカメラでの使用方法 ②パトローネへの装填
ムービー用フィルムをスチール35ミリ用パトローネに詰める
まずムービー用フィルムをスチールカメラで使うにはスチール35ミリ用のパトローネに詰め替える必要があります。
空のパトローネはヨドバシ、アマゾンなどで購入可能。
フィルムを扱うには全暗室で行う必要があるが、バルクフィルムローダーという機器を使うのが簡単です。簡単に入手可能なものとしては下記のローダーです。
ヤフオクなどにも出ていると思うのでそちらの方が安価と思われます。もともとは1万円くらいで買えるものだったと思いますがだいぶ値上がりしています。
上記のローダーは100フィートまでしか入りません。昔はスチールモノクロフィルムなどが100フィートのバルクで販売していたので、それに対応した商品と思われます。
僕が最初に購入したのは上記の135デイライトFilmローダーだったのですが、100フィートしか入りません。しかもムービーフィルムはロールの中心に芯があり直径が大きくなってしまっています。
最初に私が貰い物の端尺100フィートを入れようとしたら入らず、暗室の中でだいぶ捨てました。もったいない。
そこでもっと大きなものはないかと調べた結果、下の画像の200フィート入るローダーを見つけました。
日本では流通していないようです。ebayで見つけて購入しました。僕は英語ができないのでセカイモンというサイトを利用して落札、購入しました。
落札金額9,196 円 国際送料3,086 円 プラス、セカイモン手数料、関税がかかったと思います。金額は忘れました。
装填方法
大きな丸いところを開けてバルクフィルムを入れ所定のところへ先端を通し蓋を閉じます。全暗室で行うため写真撮れません。
ここからは明室で。先ほど通した先端です。
パトローネの芯にテープでフィルムの先端をくっつけます。
パトローネの蓋を閉じてフィルムローダーにセットしローダーの蓋を閉めます。
このダイヤルを0に合わせます。
この黄色いハンドルを右回しに回します。このローダーは蓋が固定されないので開かないように押さえながら。先ほどゼロに合わせたダイヤルがカチカチと回ればフィルムが装填されていっています。
36枚撮りとして36のところでハンドルを止めます。このダイヤルの正確性はいまいちわかりません。そのまま回し続けると45くらいのところでパトローネがいっぱいになり、それ以上ハンドルが回らなくなります。
蓋を開けフィルムをカットし取り出します。
フィルムを斜めにカットします。市販のフィルムもこのように斜めになっていると思います。なぜなのかよくわかりませんが、カットしなかったらカメラにうまく入れられませんでした。一番上の扉の写真はカットの方向が逆になってます。間違えて切りました。
これでカメラに入れて撮影できます。
つづく