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ひとり外食

『夕食難民』というワードがトレンドに上がった。
また、昼夜問わず外食は自粛してくれと言う。
外食店の危機が続いている。

私は外食が好きだ。
外出自粛生活は私にとってかなりストレスである。
元々出掛けることが好きなので、面白そうな所にあちこち出掛けては自然と出先で食事を済ませることが多い。
家にいると別のことをしてしまいそうだから、歌詞を書くときはカフェやファミレスの方が集中できるタイプ。
また、ほぼ毎日遅番勤務だから帰ってから料理する気にならなくて外食を頼りがち。

なので、外食店がなくなると非常に困る一人である。

先日映画を観に行ったら、黙って食べているなら飛沫は少ないという検証映像が流れていて、映画本編が始まってから飲食してくれと言っていた(本編始まっちゃえば連れの人と喋らないから)。

ひとりで黙々と孤独のグルメするなら大丈夫だろう、と今日も用事で外出をしたので、昼食をカフェで済ませたところである。
店内は空いている。
私と同じようにひとりでランチに来た人がちらほらと。
コロナ前はいつも混んでいた店だ。

安心して居られそうだ、と思ったのも束の間…
おばさん二人がやってきて、食べながらずっと喋っている!
食べ終わってもマスクをせずにずっと喋っている!

気になるなら外食するな、はごもっともな話。

でも外食しなければならない場合はある。
真冬に公園でコンビニおにぎりとかは極力避けたい。
店に居合わせた我々がしなければならないのは周囲への気遣いだ。
今は、この状況では、店内でマスクをせずに喋ってはいけない。
例え二人でも誰かと一緒に外食しない(4人とか5人とかの基準は無意味だ)。

店は来るなと言えないし、喋るなと言えない。
利用させてもらう私たちが気を付けなければ、外食自粛は終わらない。

どうすれば外食店が苦しまずに済むだろう、無くならずに済むだろうと思うが、国が見放している今、私にできることは利用することしかない。

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