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次から次へと上等の御馳走が


童磨(どうま)

上弦の弐。白橡色の頭から血を被ったような文様の長髪に、洋風に改造した着物を着る青年の鬼。
生まれつき虹色の瞳を持つ。万世極楽教の教祖。姿は人間時代と変わらず、人間としての表の肩書で活動している。
常に笑みを絶やさず鬼狩りにも親しげに接する、飄々とした陽気な人物。無意識に相手の感情を逆撫ですることが多く、鬼の中では浮いているが、本人は皆と仲良しだと思っている。
喜怒哀楽は表面上だけで、その真の人物像は非常に無機質で虚無的。
二十歳のころに無惨に出会い鬼となる。鬼としては猗窩座よりも新参だが、それを追い上げて上弦の弐となった。上弦の陸時代に妓夫太郎と堕姫を鬼にスカウトした。
人間のころ、万世極楽教の教祖だった両親に稀有な容姿と高い知性から神童だと担ぎ上げられたが、自身は無神論者で、「馬鹿で可哀想な民を救ってやらねば」という信条で教祖をしていた。
鬼となってからは、自らの一部として永遠の存在とすることで救済すると称して信者らを食っている。基本的に男は食わず、栄養が豊富だからと女性を好んで食す。
鉄扇を武器に、冷気の血鬼術を用いる。術を霧状にばらまくことで、敵の感覚器や呼吸器系を冒し弱らせる。
かつて胡蝶カナエを殺害した鬼であり、無限城ではその因縁でしのぶと対決。彼女を殺し全身丸ごと体内に取り込んだことで毒が回り、弱ったところをカナヲと伊之助に斬首される。

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