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DAY0 学び議事録_サーキュラーエコノミー GREEN WORK HAKUBA Vol.2@2021年2月28日
白馬村で4日間(2021年2月28日-3月3日)に渡り開催されている「GREEN WORK HAKUBA Vol.2」
白馬の大自然に囲まれながら未来への一手を考えるサーキュラーエコノミーを学ぶプログラムです。今回、4日間参加させていただくので議事録として学んだことを記録に残し共有したいと思います。
▼「GREEN WORK HAKUBA Vol.2」とは▼
DAY0はEvergreenのDaveさんから学ぶ
初日のDAY0は、オリエンテーション的な形で白馬村で創業20年のアウトドアアドベンチャー会社EvergreenのDaveさんから森を中心に学びました。
まずは雪の歩くための大切なスノーシュー。
写真は約35年前のスノーシュー&スキーストックです。
当時は「木」や「竹」で作られていたとのこと。
スノーシューの網の部分は鹿の内臓らしいです。
現在のスノーシューと比べると機能的には落ちますが、改めてじっくりと触って細かく見ると全て自然のモノでできており人間の知恵が詰まっていて感動。そして大変軽量でした。
Daveさん曰く、不要になればバラバラにして山にそのまま捨てても環境に負荷がかからない時代だったという言葉がとても印象的でした。
つまり100%自然から作り出したモノだからこそ100%自然に還るということ。
さすがに今の時代は「木」や「竹」のスノーシューはほぼ使われていない。
下記の写真は、現在のスノーシュー。
例え、リユースで回しても最終的には自然に還らない「破棄」が待っている。
もちろん、昔と比べて便利で機能的には進化しているが、これらをこれからの時代において進化と呼べるのかは謎。
(と言いながら僕は現代のスノーシューをガンガン使っています)
そして「森」を探索
今回、白馬岩岳スノーフィールドの山頂にある「ねずこの森」を探索。
「ねずこ」とは、長野県の木曽地方や富山県の黒部地方に多く植生する「木曽五木」の一つ。つまり「木」の名前。漢字では「鼠子(ねずこ)」と書く。
個人的には、「鬼滅の刃」のねずこと被らせ「ねずこの森」を考えた人は神だと思う。「鬼滅の刃」ファンが集まる聖地になっているみたい。
下記の写真が「ねずこの木」。とても立派な木だった。
Daveさん曰く「木と木は会話をしている」
木と木は、お互いにコミュニケーションを取り協力しあって生きているという言葉(雰囲気)が印象的だった。
キノコを通じて木々はコミュニケーションを取っているらしい。
僕が学生の時に木々は、光と栄養を取得するために生存競争していると学んだが、実は協力して生きているという考え方はなかったので新鮮だった。
しかもキノコを通じて。なぜキノコなのかを聞くのを忘れた。
答えは、木に聞かないと分からないので真相は不明だけど、「生存競争」ではなく「キノコネットワークで協力しあっている」と考え方を変えるだけで「森」に対して見方が変わるような気がした。
森を歩きながら、もしかして森には「森の社会経済」があるのかも知れないと思った。
Daveさん曰く「死んだ木があるから動物が集まる」
森の中で死んでしまった「木」は取らないほうが良いという言葉。
個人的には、死んだ木を取ったほうが周りの木々に栄養がいくのではと思っていたが、どうやら森として考えたら違うらしい。
理由は、死んだ木は、穴が空き「虫」が中に沢山いるため。
その虫を動物たちが食べる。そしたら沢山の動物が森に集まり増える。
つまり森のためには、死んだ木にも価値があるということ。
このムダのない森の循環にビックリした。
DAY0_オリエンテーションのまとめ@GREEN WORK HAKUBA Vol.2
森にある木々が、キノコを通じてお互いにコミュニケーションを取り協力しあって生きているとしたら森には森の社会経済があるはず。
実は「森の社会経済」こそ究極の循環型経済があり、森にはこれからの人間社会の「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」に大切な要素とヒントが沢山あるのではと思った。
そんなことを個人的に感じながら
本日のDAY0のオリエンテーションが終了しました。
GREEN WORK HAKUBA Vol.2は、明日の2日目DAY1に続きます。
4日間、白馬村から学びの議事録として共有していきたいと思います。
ー終わりー