まずは、政治家をリスキリング!!
シニア(=自分)のQOLを向上させるソリューションを構想中です。
平凡な会社員が、自分や同世代のために定年(=働き方の転機)後も楽しく元気に生活できる世界の実現を目指しています。
次に、経営者もリスキリング。
日経リスキリングサミット2023で、岸田首相は、「リスキリング立国」へ官民一体の体制の必要性と、地方・中小企業への支援が急務である事を演説しました。
以下2つのポイントについて考えてみました、
1.構造的賃上げは、リスキリング、ジョブ型人材、労働移動 が必要。
2.リスキリング支援は、従来の企業経由から、個人への直接支援を可能にする制度の充実
参加者の事前アンケートでは、多くの企業が、「どうリスキリングをして良いか分からない」と言っている。としています。
この発言は、経営者や人事部門の役職者であるというから驚きです。
リスキリングは、その目的によって 主体(企業か個人か)が変わるモノです。
企業の体質や事業構造の変化を目的にすれば当然、企業が主体となって目的を明確にして、戦略を立て、従業員とともに実施する事になります。
また、個人の転職の為に、自分のスキルを強化、立て直そうとする場合は、個人が主体となって進めるのです。
ごく当然だと思っていましたが、多くの方はそう思ってなかったのですね。 思考停止には驚きです!!
これらから言えるのは、経営者が目的・戦略を描けず、人事部門に明確な方針がなく、事業部門では、足元の案件をこなす事しかできず、増して、未来の戦略が考えられない。
と、言う事は、まずは経営者、役員・事業部長クラス、部長クラスの リスキリングが必要でしょう。
また、政府はこの個人の意思による自己リスキリングについても、補助金などで応援するとしています。
さらに、自己都合で退職し、転職のための自己リスキリングも、支援をすると言っています。
これに対して企業側は、リスキリングをさせてしまうと、人材が他社に流出してしまうリスクを心配している様です。 怖いのですね。
優秀な人材を輩出する会社なら、会社の評価が上がって、もっと優秀な人材を雇用できる様にもなります。 まだその様な考え方には至っていない様です。
つまり、そもそもジョブの定義、評価基準の言語化、労働移動は、転職環境の整備、基準の整備が出来ていないので、ジョブ型雇用が進むはずがありません。
この日経リスキリングサミット23で、他の方が「成熟産業から成長産業への流動化」の必要性を挙げていました。
これを否定するわけではありませんが、成長産業とは何処だろうか? 成長産業であれば、人が集まるのか? もっと具体化したい思います。
その上でもう一つ必要なのは、成長産業ではなく、競合となる産業の既得権益者、それにぶら下がる政治家が、成長産業の発展を邪魔をしない事です。
成長産業は、なんらかの政策的な支援、規制緩和などが不可欠です。
なのに、政治家が保身の為に、政策を骨抜きにしてしまう。
よって、最も必要なのは、政治家はリスキリングすべきだと言う事ですね。
ごく一部の企業では、ジョブ型の雇用ができる下地ができていますが、殆どの企業ではジョブ型雇用の準備が出来ていない様に思います。
シニアのQOLを考える上で、再就職や起業などの環境が厳しいのは納得です。
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