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肩関節周囲炎ってどこから治療をしたらいいの?佐藤よしのりSSテクニック
肩を治療するときによく困ることが『どこから治療をしたらいいの?』という問題。
屈曲も外転も上がらない。
頭に手が届かなくて洗えない。
結帯どころか後ろで手も組めない。
夜間痛が酷く夜もなかなか寝れない。
Tシャツや上着などの更衣ができない。
肩関節の夜間痛は睡眠障害になるケースもあり、しばしば長期化してしまうこともあります。
こんなにも困り果てた可動域を目の前にどこからアプローチをしたら一番早く良い状態になるだろうかと考えたことはありませんか?
そこで今回は肩関節周囲炎の治療テクニックをお伝えします。
テクニックというと小手先でなんとかするようなイメージになってしまうかと思いますが、こちらではあなたが持っている知識に上乗せをする、見直しをするツールとしてご覧いただけたらと思います。
この記事は下記のようなお悩みの方にオススメです。
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このように肩関節周囲炎に対して治療の糸口を模索している方へ施術のヒントをご紹介します。
結局、どこから施術したらいいのか?
![](https://assets.st-note.com/img/1706645142762-jO1iaMdvF3.jpg?width=1200)
多くのセラピストさんは、肩関節周囲炎の患者さんの治療に携わった経験が一度くらいはあるかと思います。
そしてあまりにも症状の変化がないため、毎日のように通ってもらうような手段を提案したり、「肩関節周囲炎はこういうものだから比較的長引いてしまう…」と患者さんに言い聞かせるように説明したりしていませんか?
それは患者さんにとって時間的にも経済的にも大きな負担となることが予想できます。
なので、何においてもまずは患者さんにとってどうしたら早く症状の寛解となるか?というセラピストの気持ちがとても大切になると思います。
では本題です。
私はまず始めに『肩関節周囲炎の病期』と『ADLでの問題』を把握するため、患者さんにはいくつかの確認をします。
そこを疎かにしてしまうと、適切な治療計画を立てることができずにズルズルと施術をして、結果的に治療が長引くことが想定できます。
まずは次の二つに注意して話を聞いてみてください。
『肩関節周囲炎の病期』
なぜ病期の確認しなければならないか?
それは、
やるべきことの優先順位を決めるため
判断材料になる病期を細かく確認して区別するため
といった理由になります。
区別することにより優先順位が定まってくるので、どこから施術をしたらいいのか悩みが減ると思います。
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その区別のイメージとして
炎症期の初期なのか?
炎症期の中期なのか?
炎症期後期から拘縮期にかけての移行期なのか?など
肩関節周囲炎の病期をより細かく観察することを日頃から区別すると良いかと思います。
『ADLでの問題』
![](https://assets.st-note.com/img/1706645142807-20LaTnQwRX.jpg?width=1200)
もう一つの判断基準としてADLでの問題の把握。
肩の治療を行う際に、多くのセラピストはどうしても可動域の改善ばかりを注力しがちです。
ではなぜ”可動域”を基準に注力してしまうのでしょうか?
それは二つの理由があります。
一つは数字として表現しやすいから。
そしてもう一つは変化した様子が体感しやすいからです。
一つ目の「数字として表現しやすい」とは、理学療法士(PT)は医師の指示のもと理学療法として施術を行うのですが、指示をした医師が患者さんや療法士を評価するために可動域を見て判断することが多いです。また他の療法士や患者さんに関わる人物との共通言語として使用します。
基準として数字はわかりやすいし、伝えやすいですよね。
客観的な視点から、どうしてもそこに注力してしまいやすいということです。
二つ目の「変化した様子が体感しやすい」とは、可動域が広がると患者さんのウケが良いということです。
もちろん目的ありきになるのでお困りの動作の改善となればそれは全然アリだと思います。ただ、それ以上のことは本当に必要か?という場合もあるということです。
それでは、目的がすり替わってしまいます。
ADLで必要とする可動域よりやや広ければ動作のゆとりができるため、それで十分ではないでしょうか?
それをセラピストのエゴで参考可動域最大を目標にしてしまうのはナンセンスだと思います。
治療するにあたって可動域ばかりを基準にしてしまう人は、それこそ相手のことを本当に考えられているのか不審になります。
こちらは余談です。
不要であれば飛ばしてください。
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症状が良くなってくると「左右とも同じくらいの可動域にしたい。」や「痛みはないし、日常生活でも困っていることはないが強いていうならここに違和感がある。」などといったことになる場合が多いと思います。
もちろんこちらに対してはそれぞれの治療院や整形外科などの勤務地に合わせた方法で対応することをオススメします。
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その二つを踏まえて
まずは「目標を何にするか」がはっきりしていると、自ずとどこから治療をしていけばいいのかが見えてくると思います。
そこから、病期によってできることややっておかないといけないことがあるのでもっと絞られてくると思います。
そのように私は肩関節周囲炎の患者さんに対して考えているのですが、どの病期なのか、どの動きなのかでも必ずチェックをしている動作とテクニックなど理由を踏まえて今回はお伝えします。
見逃しがちな可動域
肩関節の可動域は当たり前のように上肢挙上や肩関節屈曲・外転をとりあえずチェックすることが多いと思われます。
もちろん動きを見て判断するためだと思いますが、角度を確認するだけだと明らかに確認内容が少ないです。
なので角度の比較だけを見ているから角度に対して執着してしまうので、主観的な視点だけではなく客観的な視点も見ていく必要があります。
そのようなことを踏まえながら、可動域を確認してもらいたいです。
私はどの病期でも、どの可動域でも、まずは確認する必要があると考えるとある可動域があります。
それはなぜかというと後述でもありますが、どの方向の可動域において早い段階で制限をかけてしまうからです。
この可動域制限の解消により治療の進行ペースが格段に早まりました。
そこで、その可動域が何なのか?をこの先で解説していきたいと思います。
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