【冬のモンゴルに1カ月監禁⁉】国境封鎖で人生観が変わった卒業旅行
2020年2月末、当時21歳の私は幼馴染と共にモンゴルに居ました。
というのも、看護師国家試験が終了し卒業旅行で選んだ場所がモンゴルでした。
☆ちなみに英語力は自己紹介ができる程度☆
元々計画・予約していたコースは
日本
↓
中国/武漢
↓
張家界(映画アバターのモデルとなった地)
↓
電車で北京
↓
モンゴル
↓
日本
という流れだったのですが、皆様ご存知の通り、武漢でコロナウイルスの発生が確認されたので、すぐさま中国のコースはキャンセルしました。
無事?モンゴルに到着し600円/1泊のドミトリーにチェックインをした所、
宿のスタッフ「明後日、国境と県境が封鎖されてここも営業停止になるけどどこか行く場所あるの?(英語)」
とまさかの通達。国境閉鎖&各県毎に国民全員のコロナウイルスの検査をやるからということでした。
知り合いの知り合いのツテを頼りに、どうにかロシア近くのフブスグル湖の畔に滞在が決定。冬だったので湖はカチカチに凍っており、氷上を車も走っていました。
【2週間湖の畔に強制滞在編】
海抜1624mにあるこのフブスグル湖は、世界一透明度の高い湖と言われているバイカル湖に次いで、世界で二番の透明度と言われています。
日中でも気温が−20℃くらいなので、ゲルは常に薪ストーブの薪を絶やさないようにし、運動のため氷上を散歩。
夜は満点の星空を狼の遠吠えを聞きながら眺め、冷えたらサウナ、朝は歯磨きをしながらダイヤモンドダストを見る、、、こんな贅沢な生活でした。
過酷だったのは宿には物資が食料しか届かないため、シャンプー・リンスなど日用品を手に入れられなかった事。
持ってきたものを使い果たしたあとはトイレのハンドソープで全身を洗い、友達になったモンゴル人グループがくれたウォッカを化粧水代わりにw
この経験で何かが切れ、バックパッカーとして予算を削りに削り、秘境へ行き、遊び倒すという旅行がスタートしたのです。
【オマケ】
県境閉鎖が一部解除されウランバートルに戻ってすぐ、「いつまで鎖国が継続されるのか未定なら親に送金してもらいたい。」と大使館に顔を出したことで、大使館側が私達の存在を認知。
朝青龍が「どうしてもモンゴルに帰りたい!!」とワガママを言ったことで、政府が朝青龍を迎えに行くために臨時便を用意。どうせ日本に向けて飛ばすからとそれに乗せてもらえました☆
専門学校の卒業式は間に合わなかったけど、入社は間に合った!
ありがとうございます朝青龍!!
過酷だったけどみんな優しくて自然が豊かで、本当に素敵な国です❁