小さな手に導かれて〜十五夜お月様〜
今日は十五夜ですね。
「ママ、お月様が綺麗だよ。うさぎさんがお餅ついてるよ。僕のところに来て、一緒に見よう」
7歳の息子が、私の手を引いて月が見えるところへと引っ張っていった。
あんなに頼りなかった存在が、気がついたら、小さいけど頼れる存在になっていた。
小さな、小さな手だけれど、世の中にある素晴らしいもの、綺麗なもの、自分の感動を見せてあげたいと強く願い、私の手を強く握り、引いていってくれた。
夜空に煌々と光る、十五夜。その光に負けないくらい、息子の手は眩しくて、パワフルで。母ちゃん嬉しくって、涙が出てくらぁ。
この先ずっと、今宵の十五夜の美しさと息子の手の温もりが、私の宝物になって行くんだろうな。神様、素敵な夜をありがとうございます。