二次創作絵描きが初めて創作BL漫画を描いて気づいたこと
皆様初めまして!
最近創作BLを描き始めた『佐藤真純』と申します。
今回はタイトル通り二次創作、いわゆるファンアート作品"だけ"を10年以上描いてきた人間が初めてオリジナル漫画を制作して気づいたことを書きたいと思います。
(下記リンクが今回制作した創作BL漫画になります!)
この記事を見て下さった、
「二次創作は描いているけれどオリジナルはまだ書いたことがない...何故か手が進まない...」
という方の創作のヒントになれば嬉しいです!
長文にはなりますが、目次も貼っておきますのでゆっくり閲覧頂けましたら幸いです。
・自己紹介
最初に私のお絵描きの経歴を紹介させて頂きます。
元々私は二次創作が描きたいが為に絵を上達させた人間です。
純粋にお絵描きを楽しみ、時には描かせて頂いた御本人様宛に応援の意を込めてイラストをお渡しもしています。
しかし、1年ほど前から二次創作で仲が良くなりお話させて頂いた方々から、同人誌即売会へ参加したお話や、オリジナル作品でお金を頂いていることをお聞きして、
「自分の作品がある人が羨ましいな...」
と思うようになりました。
私は堂々と「自分が生み出した作品です!」と言える方々がずっと羨ましかったんだとそこで気づきました。
(それでも10年以上オリジナルに手を出さないのは気づくのが遅いとは思いますが...)
私自身、漫画が大好きで色んなサイトで毎日のように読み漁っていたり、漫画を描くのも二次創作で多少経験を重ねて基礎知識だけはある状態になれた事から、
「やるなら今しかねぇ!!!」
という気持ちで、今回初めてオリジナル漫画の制作に取り掛かりました。
・オリジナル作品を描いてみて気づいたこと
ここからは実際にオリジナルの漫画を描いてみて特に印象的だったことを三点挙げます。
・設定は全て自分で作らなければいけない
...当たり前って思うじゃないですか。
でもこれが二次創作絵描きにとってはまず挫折のポイントなんですよ。
自分が一番描きたいと思っているストーリーやCPキャラクターの設定をまず気合いを入れて意気揚々と決めるのは良いものの、主人公たちの周辺人物の名前や見た目の設定、関連施設の内装、お店だったらメニューや営業時間等の情報...。
世界観が決まったと思ったら今度はキャラクターたちの服装決めも毎話してあげなきゃいけない...。
幼い子を持つ親の気持ちになりました。
二次創作では殆ど考えなくて済む(元々決まっている)情報を、脳内でも良いから考えておかないと話に矛盾が出たりブレていくという当たり前のことを痛感しました。
ただ、ここに時間をかけ過ぎると作品を作ることが嫌になってしまったり飽きが来てしまうので、メモ程度で残すくらいが良いと思います。
もう既にこの世のオリジナル作家さんに頭が上がらなくなっていますが、まだまだ行きます。
・仕上げの入れ方が分からない
これは私が過去二次創作をカラーで描いていたことの代償でもあるのですが、トーンの仕上げの入れ方の引き出しがとにかく少なくて単調になってしまいました。
なんか背景が地味だなぁ...と思い、家に漫画を何冊も読み返してみたのですが、髪のベタの塗り方にしても個性があったり、背景も集中線だけではなく色んな模様や処理が施されたトーンが貼られていて、ワンパターンではない様々な表現方法でキャラクターの心情を表していました。
自分のインプットの足りなさを痛感し、何度も色んな漫画を読み漁りなんとか仕上げを入れたのが今回の作品になります。
とはいえ久しぶりに漫画を沢山読み直す機会ができて、やっぱり楽しいなぁと思えたので私は漫画が好きなのだと改めて実感できたのは大きかったです。
・漫画の練習はするな、思いついたらすぐに描け
これは一つ目の設定のお話と被るところもありますが、まだオリジナル作品をひとつも作ったことが無い(漫画を描いたことが無い)方にオススメなのが、
飽きが来る前に世に作品を載せておくことです。
私がやったことがあるのが、キャラクターを描き慣れてから漫画を描こうとして結局練習だけで満足してしまい、制作に入りすらしなかったことが何度もあります。
また、漫画家さんのように完璧に作品を作ろうとして思うように描けず、途中で投げ出してしまう経験をしたことはないでしょうか。
上記のリンクから私の漫画を読んで下さった方なら気づいた方もいると思います。
現在私が描いた漫画は4ページしかありませんし、何ならCPの片割れが登場していません。
創作BLの大事な初手としてあるまじき行為をしているのは承知しています。
ただ、私も創作初心者です。
いきなり20、30ページの漫画を描き上げるのは相当な精神力が必要なのは分かりきっているため、あえて短いページで更新を続けることを選択しました。
そして、一度作品を載せれば色んな方から反応を頂けます。
「続きを作りたい!」という気持ちが芽生えます。
折角作った作品を色んな方に早く届けて感想を頂いて、次の話を作った方が今の私にはモチベに繋がると判断して4ページ前後での更新をすることにしました。
とにかく慣れない内はハードルを低くして、全てを超えた先で最終目標である漫画を完結させることを気づいたら達成していたくらいの気持ちで今作は頑張ろうと思っています。
・まとめ
最後になりますが、初めてオリジナルの漫画を描いた感想としては、
「楽しい!!!!!!!」
という一言につきます。
自分にとってインプットが足りないことに気づいてから色んな漫画を読もうという気持ちになれたことで、新しい漫画に触れることが出来ました。もっと描ける構図を増やしたい、画力を向上させたいという気持ちになることが出来ました。
正直、XやPixivアカウントは創作のために新しく作ったアカウントであるため反応を全く頂けないことを覚悟していましたが、Pixivに第1話を載せたことで予想以上の方に漫画を閲覧頂き、コメントまで頂きました。
今回作品を閲覧、反応して下さった皆様本当にありがとうございました!
折角作ったキャラクター、お話ですのでちょっとずつ完結まで持っていけるように頑張ります!
そして、この記事を通してオリジナル作品を作ったことが無い方が第一歩を踏み出せたら嬉しいです!
仲間はここにいるぞ!
あと早く、CPの片割れを本編で描きたいです!!!!!!!!!!!!!!!