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聴いてみて、見てみて、なるべくそのままお伝えする あなたに何か役に立つものを作りたい

私はライフワークとして
『1/10 Fukushimaをきいてみる』
というプロジェクトを2013年から古波津陽監督と続けています。

どんなプロジェクトかと言いますと、
福島について知りたいこと聞きたいことを聞きに年に何回か取材に行き、お話を聞いたりいろんな場所に行ったりした記録映像を毎年年末に一本の映画にまとめて上映する、
という事を、とりあえず10年続ける
というプロジェクトです。
ざっくりすぎますので、ホームページを貼っておきますね。
https://fukushima-ask.info/

コロナ禍で2020年は1年お休みし、
2021年はリモートでなんとか取材を進め、
2022年からはまた福島に足を運ぶことができています。
(※写真は、ゴープロでなんとか会津の美しい夕日をカメラに収めようとしている私。今年はBカメのカメラマンデビューしました!多分ほぼ採用されておりません笑)

私はこの企画に、映像の中でお話を聞かせてくださる語り手さんたちのお話を聞く「聞き手」という役割をしています。インタビュアーなんていう立派なもんじゃございません。ひらすら、うんうん、ふむふむ、へえええ!と聴いております。

最初この企画に監督から誘っていただいた理由も、そこにあります。
「福島出身なら、いろいろ知っているんじゃないか、聞いてみよう」と思ってあってみたのに全然しらなくてびっくりした。映画を観る人たちもきっと何も知らないから、お客さんと一緒に知っていけばいいから、何も知らなくてもいい。
みたいなことを古波津さんが言ってくださったので、じゃあやってみましょうと始めたのでした。

福島は広いです。
震災後、事故後、被害はさまざまで、復興の速度は驚くほど違います。
私たちが取材しているのはほんの一部です。
でも、そこに生きる、確かな1人の声を集めたものです。

なるべく色をつけたり、装飾したり、結論をつけたりせずにお届けすることを心がけて作っています。お話を聞かせていただいた方たちに、それぞれのパートの編集後の映像をご確認いただいて、きちんと言いたいことが伝わっているか、カットしてほしい部分はないか、確認をして、要望があれば直します。

そして、動画投稿サイトなどに上げることはせず、上映もなるべく監督が出向き、上映の前後にトークで補足をしながら手渡しで行ってきました。

気がつけばこのシリーズも9本目。
まだ出逢っていないあなたにも、ぜひ出逢ってほしい方たちがいます。
福島のことにあまり興味がない方も、
震災や事故の後の世界を生きる福島の人たちの声は、今のこの苦しい世を生きる私たちに、先輩の声として響いてきます。耳を、心を、傾けてみませんか?

今年は久しぶりに上映会を行います。
メルマガに登録していただければ、アーカイブ配信もご覧いただけます。
ぜひこの機会に、私のライフワークを覗きにいらしてください。私も会場にいる予定です。
心からお待ちしております。


12月29・30日。
「1/10 Fukushimaをきいてみる」、今年の新作2023年版をリアル上映で公開いたします。(オンラインもあります!)
劇場に集まっていただき、対面で映画をお見せできることは、なんて幸せなことでしょうか。

先週、10日間の福島滞在から帰ってきてすぐにこの映画のナレーションを吹き込みました。毎年恒例のど年末での上映ですが、皆様と劇場でお会いできますこと、とても楽しみにしております。

ここ数年は私にとってコロナだけでなく、さまざまなニュースが舞い込み、心の忙しい日々でした。そんな中、2020年はこの映画もストップして、2021年はzoomなどを駆使してオンラインで取材を進め、今年からまた福島へ足を運ぶことを再開出来たことはとても大きく私の人生を動かしてくれました。

古波津監督は、世界中の皆さんが自分の時間をどう使うか、外出することに慎重になったりと大きな変化があった昨今、そんな状況の中でお見せする「1/10」は、皆さんにとってどのような価値があるだろう?と自問しながら作ったそうです(正確には絶賛製作中)

古波津陽監督からのメッセージ引用してみます。

私なりに考えたことは。
ほんのちょっと先の未来も読めなくなった現代だからこそ、福島の語り手の言葉は「先輩」の言葉として輝くんだな、ということ。
理不尽な苦境に立たされ、どうやって一歩を踏み出すのか。今だからこそ誰もが知りたい。
たとえ福島に興味関心がない人にとっても、語り手たちの言葉は未来を拓くヒントになるはずです。

一方で、「災害や原発事故で同じことを繰り返して欲しくない。福島で起きていることを教訓として役に立ててもらいたい」
という願いは、語り手の皆さんに共通する思いです。
映画を通して語り手と観客は強くつながれます。

そんな思いを抱きながら作った「2023年版」は、お客さんが持ち帰れるお土産の詰まった映画です。
まさに「今年だからこそ」の話題も豊富で、今後の福島に関するニュースも違った見方ができると思います。

心から、皆さんの人生に役立てていただきたい内容になりました。
私は作り手として宣伝してるのではなく、語り手皆さんの言葉をいち早く聞ける観客としてお伝えしております。

私も福島の今を生きる方々の話を聴きながら、早く皆さんにシェアしたい!と強く思いながら感動してお話を伺っていました。

ご予約方法
今年の映画は2通りの参加方法でご覧いただけます。

①新宿無料上映会 事前予約制
ご予約は下記のURLからお願いいたします。
https://fukushima-ask2022.peatix.com
こちら、予約完了後に届いたメールを会場受付で提示ください。アプリダウンロードは不要です。

【ご予約締切】
29日上映→28日0時 /
30日上映→29日0時

■上映スケジュール
【12月29日(木)】
◯14:00(※この回だけ21年版)
●18:00(22年版)

【12月30日(金)】
●13:00 (22年版)
●17:00 (22年版)←お席ゆとりあります!オススメ!

■場所
サンモールスタジオ
東京都新宿区新宿1-19-10 地下1階
※上映時間105分+トーク30分 各回70名 予約先着順
開場時間:各回30分前
換気・消毒等の感染対策をしてお待ちしております!

②アーカイブ配信
「この時期行けないよ!」「なんでいつも年末に?」「しかも遠い!」という方に朗報です。
オンラインでアーカイブ配信があります。(12月30日~2023年1月7日)
こちらのメルマガを12月29日までにご登録いただくと、12月30日にメールにて「アーカイブ無料配信」のURLをお届けします。登録も視聴もすべて無料です。もれなく古波津監督からのメルマガが付いてきます。
ツクツク!というECサイトのメルマガを活用して、今後の上映活動やイベント情報を発信していきます。遠方からの応援・ご寄付もこちらでお受けできるようになりました。どうぞよろしくお付き合いください。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝。


積もり積もった『ちょっとやってみたいけど、やらないでいること』のために使わせていただきます。佐藤みゆきという1人の人間に何が出来るか、私もまだ手さぐりですが、何もしないで悶々と悩むするよりは、何かしながら考えていこうと思っています。