民泊の公式サイトで予約を受け付ける5つの方法を超具体的に解説します
「よし、公式サイトが完成したぞ!
あれ、そういえば予約はどうやって受け付けるんだ?」
そう、公式サイトだけでは、予約を受け付けることができません。
民泊の写真や説明文だけでなく、予約できる仕組みが必要になります。
この記事では、公式サイトから予約を受け付ける方法を5つ紹介。
すでに1つのOTAで販売している民泊が、公式サイトから新たに予約を受け付けるにはどうすればいいのかを、詳しく解説していきます。
先に結論を言うと、
手間がかかってもいい→「電話」や「メール」
ちょっと便利にしたい→「予約フォーム」
OTAのように予約を受け付けたい→「予約エンジン」
さらに時短、効率化をしたい→「予約エンジン+サイトコントローラー」
このようになります。
それでは、各方法の具体的な内容を見ていきましょう。
Lv.1 電話で受付
オススメ度:★☆☆☆☆
公式サイトに「ご予約は090-XXXX-XXXXまで」のように記載します。
ゲストから電話が来たら、
チェックイン日と宿泊日数、人数を聞く
在庫が空いているか確認する
料金を伝える
OTAのカレンダーをブロックする
個人情報を聞く
支払い方法や注意点を伝える
電話を切ったらカレンダーアプリなどに予約を登録する
このような手順で予約を受け付けます。
電話は急にかかってきますし、人によっては電話が長引きます。
口頭のやりとりなので、「言った言わない」のトラブルもつきものです。
ノーショーのリスクがあり、対面で会計をしなければ(故意かどうかは別として)支払わずにチェックアウトされる可能性もゼロではありません。
このような手間やリスクに問題がなければ、導入自体は簡単です。
Lv.2 メールで受付
オススメ度:★★☆☆☆
公式サイトに「ご予約はinfo@minpaku.xxまで」のように記載します。
ゲストからメールが届いたら、
チェックイン日と宿泊日数、人数を確認する
在庫が空いているか確認する
OTAのカレンダーをブロックする
予約の料金や支払い方法、注意点などを返信する
カレンダーアプリなどに予約を登録する
このような手順で予約を受け付けます。
電話と違い、急に時間を奪われないのがメリットです。
とはいえ、文章から予約に必要な情報を探し出す手間がかかりますし、予約に必要な情報が文章の中に網羅されているとは限りません。
電話予約と同様に、ノーショーや未払いなどのリスクもあります。
この方法も、手間やリスクに問題がなければ導入は簡単です。
民泊専門の公式サイト作成サービス「民泊の公式サイト.com」の「梅プラン(49,500円/税込)」は、予約を電話かメールで受ける形になります。
手間がかかっても問題がない方は、こちらの梅プランがオススメです。
Lv.3 予約フォームで受付
オススメ度:★★★☆☆
予約フォームとは、ゲストが名前や電話番号などの予約に必要な情報を入力することで、予約の「申し込み」が完了するツールのことです。
Googleフォームが有名ですよね。
公式サイトに「ご予約はこちらのフォームから」のように記載します。
予約フォームから申し込みが入ったら、
チェックイン日と宿泊日数、人数を確認する
在庫が空いているか確認する
OTAのカレンダーをブロックする
予約の料金や支払い方法、注意点などをメールで連絡する
カレンダーアプリなどに予約を登録する
このような手順で予約を受けます。
申し込み内容は、スプレッドシートなどにリスト化されるのが一般的です。便利なツールですが、実際にかかる手間はメールとほぼ同じ。
そもそも、予約フォームを作るのには時間がかかりますし、外注するほど難しいものでもありません。
便利な予約フォームを自作できる人であれば、公式サイトも無料のサービスを利用して自作できるはずです。手間をかければ、オンライン決済システムを組み込むことだってできます。
「民泊の公式サイト.com」では、予約フォームを導入するプランは用意していません。予約フォームを導入するプランの販売は未定です。
Lv.4 予約エンジンで受付
オススメ度:★★★★☆
予約エンジンとは、公式サイト上で予約を自動で受け付けるためのシステムです。予約システム、ブッキングエンジンとも呼ばれます。
ゲストは、OTAから予約するように日付や人数を指定して予約をすることができるのです。
予約エンジンは、公式サイト上の予約ボタンにURLを挿入する、あるいは公式サイト上にそのまま埋め込みして使います。
予約エンジンがあれば、
ゲストがカレンダーから空室を選択し、必要事項を入力して予約する
ゲストへの予約完了メールや、ホストへの通知メールが自動で送られる
自動で決済が完了する
このように、自動で予約受付が完了します。
「これは便利だ!すぐに導入しよう!」と考えるのはまだ少し早いです。
予約エンジンを導入しただけでは、手間やリスクを完全に排除することはできません。
公式サイトに予約エンジンを導入すると、
OTAから予約が入ったら、予約エンジンの在庫をブロック
予約エンジンから予約が入ったら、OTAの在庫をブロック
予約が入るたびに、このような在庫の調整が必要です。
在庫をブロックするのが遅ければ、ダブルブッキングにもなりかねません。(リクエスト制にすればダブルブッキングは回避できます。)
さらに言えば、販売価格の設定や予約情報の確認は、OTAと予約エンジンそれぞれの管理画面で行う必要があります。
このような手間やリスクが残るとはいえ、電話やメールでの予約受付に比べれば格段に効率的で、予約確定までのスピード感は雲泥の差です。ゲストにとっての利便性も圧倒的に高くなります。
Lv.5 予約エンジン + サイトコントローラー
オススメ度:★★★★★
予約エンジンに加えて、サイトコントローラーを導入することで、公式サイトに予約エンジンだけを導入した場合の手間やリスクを排除することができます。
OTAから予約が入ると、自動で予約エンジンの在庫をブロック
予約エンジンから予約が入ると、自動でOTAの在庫をブロック
販売価格の設定や、予約情報の確認は1つの管理画面で完結
公式サイトからの予約受付、およびOTAとの在庫調整が自動化され、1つの管理画面で価格設定や予約確認ができる、まさに完璧な状態です。
サイトコントローラーの導入により、追加で他のOTAでも販売することを視野に入れることができます。
予約エンジンとサイトコントローラーは別々に探すのではなく、一体化されたシステムを探しましょう。
別々に契約するよりも、コストを抑えることができ、設定自体もシンプルになります。
民泊向け一体型システムの有名どころは、以下の3社です。
各社の料金は、今あなたが所有している民泊の数だけでなく、今後増やしていく(減らしていく)ことも想定して比較してみましょう。
料金だけでなく、その他の便利な機能も比較対象にしてみてください。
予約エンジンとサイトコントローラーの導入はオススメですが、どうしてもコストは増えてしまいます。
手間やリスクを受け入れて、電話やメールで予約を受け付けた方が、あなたの民泊の利益を最大化できる可能性もあります。
「民泊の公式サイト.com」の「竹プラン(79,200円/税込)」は、予約エンジンの導入に対応しています。
効率的に予約を受け付けたい方は、予約エンジンやサイトコントローラーを契約した上での竹プランへのお申し込みがオススメです。
最後に
公式サイトで予約を受け付ける方法を5つ紹介しました。
手間やリスクを理解した上で、電話やメールで予約を受け付けるか。
効率化を重視して予約エンジンやサイトコントローラーを導入するか。
あなたの民泊に合った方法は見つかりましたか?
公式サイトからの予約を増やし、民泊の利益を増やしましょう。