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運営に大事な視点。

こんばんは。佐藤です。

この土日、大きめのイベントの運営だったので、その時に、というか、改めて感じたことをまとめておきたいと思います。

イベント運営には、その準備から本番、その事後まで含めて、たくさんのタスクが発生します。そしてそれらをこなしていくためには規模に応じて、様々な役割も発生します。今日はイベント運営の文脈でまとめていますが、チームで運営するもの、プロジェクトなどにも当てはまると思います。

その中で、スムーズな運営に必要不可欠な人材というものが必ずと言っていいほど持っている視点があります。

それは場を俯瞰して見ることができる視点。

今現在の各メンバーの動きや現場の状況が感覚的に把握できており、それを期限までにどのような状況しておかなくてはならないのか、そして、それに至る道のりの見通しを持てる人です。

これまで色々なイベントに関わってきましたが、正直な話をいうと、この視点を持つ人はごくわずかだと感じます。もちろん、この視点が無いからと言ってその人がダメというわけでは無いです。人には得手不得手というものがありますし、俯瞰の視点がなくても逆に一部分にしっかりフォーカスして見ることができる人もとても大切な存在です。

この視点を持つ人は、その人がどんな役割であったとしても(マネジメント担当でも、特定のタスクに特化した役割だとしても)、全体の動きを把握して今どう動いたら現場はスムーズかを理解し、行動をしています。それはダイレクトに全体に関わる大きなタスクでも、細々したタスクであったとしてもです。

みんながある一部のことに集中してしまっていても、ちょっと引いた視点からその様子を見ている感じ。そのため、みんなの視線が集まっていないところにも視線を送らせることができる。もしご自身が「その感覚わかる」ということでしたらその感覚は場の運営やチームのマネジメントをする際にとても役に立つと思いますのでぜひ大切に育てて欲しいなと思います。

またこの能力は経験を経ることによっても身につけられると思います。何かの現場を運営する際に以下を意識すると良いです。

常に現状と理想像を往復しながら現場で何が起きているか把握する。
理想像に向けて今何をするべきかを把握する。
その中で、現状できることは何かを洗い出す。
現状できることの中から優先順位を付け行動する(または誰かを動かす)。

このタイプの人は往々にして常に何かしらのタスクを抱えていて細々と動いていると思います。もし身近にこういうタイプの人がいたら、その人がどういう行動をして、何を観ているか観察してみるのも面白いかもしれません。

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