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『現・高2生』を4月を待たずして『受験生』にするためにやること3選

今年1月に初めての大学入試共通テストが終わり、高3生はその自己採点の結果から出願大学を決め、これまでに私立大学を受験が終了し、今週末いよいよ国公立の二次試験が待ち構えています。毎日ハラハラ、ドキドキで緊張が切れません。

しかし、高2生は先週に後期期末考査が終わり、だいぶリラックスムード♪
「いやいや、共通テストまであと335日しかないんだよ!」と急かしても、実感が湧かない様子。大学入試は高校入試とは違うんだけどなぁ。。。

でも、思い返すと今年の高2生は、非常にかわいそうな学年でした。新型コロナの影響で『学校祭』『修学旅行』が中止となり、年間通じて行事がほとんどありませんでした。例年では、「10月の修学旅行から帰ってきたら、高2生から受験生に昇華するんだよ。」と指導しています。
しかし、今年は修学旅行は10月から3月に延期され、結局中止になりました。高2生の不完全燃焼感は否めません。こうして、高2生から受験生に変わる大きなタイミングを見つけれない生徒が少なくありませんでした。
しかし、受験日は待ってくれません。スタートダッシュは4ヶ月遅れていますが、どうにかして高2生の意識改革をしなければいけない、そう思ってこれから行う方策を自分のためにnoteにアウトプットしておきます。

1.これから1年間のスケジュールを確認する
2.志望校を定める
3.第一志望校合格のための勝利の方程式(計画)を立てる

1.これから1年間のスケジュールを確認する

まずは、『時間がない』ということを実感してもらうことが必要だと考えて、4月からのスケジュールを大まかに書き出しました。これを生徒とともに見ていって、どの時期に何をすればいいのか一緒に考えていこうと思います。

ポイントは、
①4月模試から共通テスト本番まで平均で得点率が10%伸びる
→3月末までに国語・英語・数学の基礎基本をマスターする。(英単語・熟語、古文単語、数学はA問題は瞬殺できるスキル)
→普通にやったら、10%しか伸びない(4月模試で50%しかとれなかったら、60%までしか伸びない)それで足りる?足りないならやることは二つ。一つ目は、4月模試までにめちゃめちゃ点数を上げる。二つ目は、その上で計画的に量と質ともに誰にも負けないだけやる。

②4・5・6・7月は多忙を極める
4〜7月は、行事が多すぎる(5月高体連、7月学校祭)。準備期間も合わせると、一瞬で夏になる。気づいた頃にはもう遅い状態。だから、超多忙なことをまずは理解する。その上で計画を立てる。約束事として「今日は忙しかったから、今日は疲れたから」を言い訳にして勉強しない日を絶対に作らない。

③8月までは基礎基本、10月までにセンター過去問10年分、12月までに赤本2〜3年分
2ヶ月ごとのスパンで数値目標を設定しておく。勉強は段階的に進める。受験前はより深くて濃いところをやるようにする。そのための基礎基本は絶対必要。
8月以降は、模試ラッシュ!1ヶ月に3回、4回の模試(ほぼ毎週末)が襲ってくる。この時に「まだ習ったないから」とか「全くわからない」とか言って、何もできず試験時間を余すようなことがあってはいけない。あくまでも模試は『実力を試す場』。共通テストが『全国大会』なら模試は『地区予選』(次に確実に繋がるから、練習試合だと少し役不足。要は気は絶対抜けない相手。)
12月までに赤本に入っておくと、志望校が求めるレベルが明確にわかる。そして、問題が解けたら嬉しいし、解けなかったら焦るから、他の問題演習よりモチベーションを保ちやすい。何より、共通テスト明けの勉強がすこぶる捗るから、12月までに触っておきたい。
12月は、共通テスト対策オンリーで大丈夫。赤本で2次対策していた分、鍛えられているはず。マーク式の問題に慣れて、問題を解く時間を早くできるように努力する。

今回はここまで!笑笑

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