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懐かしくも新しい幻想の世界 マツオヒロミ展 -レトロモダンファンダジア-

こんにちは、宮寺理美です。
「大正ロマン」というワードを聞いた時、どんなものを思い浮かべますか?
耳隠しヘアに和服姿の女性や、袴と大きなリボンのはいからさん、
書生さんや和服に帽子やステッキを持った紳士、蓄音機などのインテリアなどでしょうか。
そして、当時のイラストレーターの名前を思い浮かべる方も多いですよね。
竹久夢二、高畠華宵…この2人は巨頭と言っても過言ではないでしょう。
しかし私は、大正ロマンというワードを聞いたとき、もう1人の名前を思い浮かべます。
それがマツオヒロミさんです。

この春、東京都文京区の弥生美術館で、
マツオヒロミさんの東京初の個展が開かれるというニュースを見た時、
どんなに心が躍ったことでしょう。
弥生美術館は竹久夢二美術館と併設されており、
会期が変わるごとに魅力的な企画展を展開する、レトロファン必見の美術館です。
「絶対に行く」と心に決めていたのですが、
内覧会にまで呼んでいただけるなんて思ってもおりませんでした。
遠足に行く前日の子供のような高揚感の中、
この素晴らしい機会をレポートするために現地に馳せ参じました。

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