【ファッション交流記】漢服と着物で小籠包の日
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
先日、Twitterで知り合った中国・四川出身のお友達と、
漢服と着物で小籠包パーティー?をしました。
お友達の楊ちゃんと夏ちゃんと記念撮影♪
楊ちゃんは漢服愛好家で、夏ちゃんは初めて漢服を着たそうです。
漢服って見た目も可愛いんだけど、
長い裾が風や自分の動きに合わせてはためく感覚が楽しいんですよね。
SNSでも、漢服の女の子がくるくる回ってる動画が多いんですが、
視覚的に美しいのも要因だと思うけど、
身体感覚が面白いので「なんとなく回りたくなる」のだと私は思ってます。
漢服くるくる、感覚的に楽しいんです。笑
おやつに近所のお店のお団子を買って行きました。
意外な事に、ずんだ餡が大人気でびっくり!
中国のお友達にいきなりあんこのお菓子を持っていくと、
甘すぎてムリ!って事もあるんですよね。
(人によるけど、日本人ほど甘党が多くないみたいです。)
この後は夏ちゃんのおうちにお邪魔して、
小龍包をみんなで作りました。
おやつ?のヒマワリの種。
縦向きに噛んで殻を割って、中身だけ食べます。
みんなで食べてる様子がハムスターみたいで大変キュンとしました。笑
夏先生の美しいお手本!と、
手前の二つは私が最初に包んだ、しょぼくれた小龍包です…笑
この後ちゃんと包めるようになって、
パーティー会場は拍手喝采でした。ドヤ
日本の既製品の餃子の皮が薄くて小さいみたいで、
もっと厚い皮を小さな麺棒で伸ばして使ってました。
知恵と創意工夫が素晴らしい…!
タレは黒酢とラオガンマ(中国の食べるラー油)です。
夏ちゃんが「日本の味にしたいなら柚子胡椒もあるよ!」
と言ってくれたんですが、
私はラオガンマが大好き!!!笑
ごはんにかけても美味しいんですよ。辛いけど。
唐揚げにちょい足ししてもウマいし、
チャーハンに添えてもウマいし。
めっちゃ美味しかったです!
この後に夏ちゃんがロースーフン(螺蛳粉)も作ってくれました。
タニシのダシで作られた辛めの味付けのスープに、
麺はビーフンです。
この麺、なんかめっちゃ人気みたいで、
中国のSNSに載せるたびに盛り上がります。笑
よく「通報されるレベルで臭い」と言われてるらしいんですが、
臭いのは発酵させたタケノコなんですって。
今回はタケノコ抜き。だったと思います。笑
新大久保でも臭害が問題になっているし、
外国出身の居住者が増えたら、
今後はもっとそういう問題も増えるんだろうな…
(勿論、気をつけながら暮らしている人もたくさんいますよ!)
なっちゃんは四川出身、楊ちゃんも重慶出身、
二人とも食事が辛いのは日常茶飯事らしいです。
おいしい!!
けど私にはちょっと辛い…!!
食べる・着るって人間の営みには必須です。
だから大体の地域ではこれをすっ飛ばして生きることはできませんよね。
これに宗教とかが絡むと、全然話が違ってきますが…
食事や衣服を通して、外国出身の人と
「なんとなく仲良くなれる」っていう現象について、
「根幹からは共感できてないはず、なのに何故仲良くなれるんだろう?」
って、実はずっと思っていたんです。
けど、最近思い至りました。
特に食事なんかは、
単純に食べるという行動の共有だけでなく、
「おいしいと思うもの」を一緒に食べることによって、
喜びを感じる手段の共有になるのだと思うんです。
着ることも同じで、
「美意識の共有」などの精神的な部分は、
育ち方・躾や言葉が違う相手とは、深い共感は難しいと思うんです。
全然違う文化圏だと、
信じられないくらい美意識が違いますからね、マジで。
でも、綺麗だな~って思う気持ちが共通していれば、
着たら「嬉しい!」って感覚にはなりますよね。
やっぱりこれらは、気持ちの共有よりも手段の共有なのでは?
と、散々中国のお友達と服を交換したりご飯を食べたりして、
最近やっと思い至りました。笑