【レポ】江戸東京博物館「大東京の華―都市を彩るモダン文化」展に行ってみた
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
9月に入ったのにまだまだ暑いですね。
先日、久しぶりに夏着物で外出したのですが、
すごく暑くて驚きました…
江戸東京博物館で開催中の「大東京の華」展に行って来ました。
実は始めて行ったのですが、企画展以外にも見所がたくさんあって楽しかったので、
簡単にレポってみようと思います。
江戸東京博物館のアクセス
江戸東京博物館、最寄駅は両国駅なのですが、
JR駅と都営大江戸線駅の2つが別々の場所にあります。
HPだと都営大江戸線側の出入り口も開いているっぽいのですが、
JR両国駅西口に近い「正面玄関」に案内されます。
江戸東京博物館は大規模な施設なので、入り口までが遠かったです…
「近々行きたいわ~」と思っている方には、JR駅のご利用をオススメします!
涼しい時期ならいい散歩なんですけどね。笑
(参照するのは、アクセス情報よりもフロアガイドの方が分かり易いかもしれません。)
江戸東京博物館といえばコレ、日本橋の再現。わくわくしました。笑
(写真を撮影する時だけマスクを外しました。入り口で手指の消毒もお願いされます。)
「大東京の華―都市を彩るモダン文化」展
今回のお目当て、「大東京の華―都市を彩るモダン文化」は、
明治時代以降の社会の変容やファッション・文化の変化にスポットを当てた展示です。
企画展なのですが、常設展スペース内に展示室があり、
常設展の料金で閲覧可でした!
600円でした。安い。
しかも、フラッシュなし撮影なら全部撮影可能。太っ腹です。
一番手前にあるのは明治時代のドレスです。
明治時代から徐々に歴史が進んでいきます。
あんまり載せるとネタバレになっちゃうので、
楽しみに撮っておきたい人は細目でスルーして下さい。笑
展示品の保存状態がめっちゃ良かったです。これはすごい!
明治時代のドレスや日傘なんて、ほぼ新品のような感じでした。
デザインの細かさや美しさは是非会場で!
本当に素敵でしたよ。
今回の展示、ただ展示品がズラっと並んでいるだけかと思ったら、
さすが博物館!
雑誌や写真などの展示も豊富で、当時の女性の社会進出についてや、
1923年の関東大震災の被害状況などの解説もあり、大変勉強になりました。
せっかくなので常設展も見て廻ったのですが、
すごく楽しかったです!笑
江戸東京博物館は江戸時代以降の東京近辺に特化した博物館なのですが、
建物の再現にすごく力を入れられていました。
残念ながら、新型コロナウィルス対策で、普段は立ち入ったり触ったりできる展示品の立ち入りが禁止になっていましたが…
これは色々落ち着いたらまた是非来たいですねぇ。
この辺は江戸時代です。
これは歌舞伎の演目「助六由縁江戸桜」の登場人物たち。
演目の解説もあったのですが、
英語併記の箇所があらすじのみ…!そこは全部併記して欲しい…!!
明治~大正ロマン好きの私は、こっちのコーナーの方が楽しかったです。
こういった展示品も、普段は乗ったり触ったりできるようなので、
落ち着いたら本当にまた来たいです!
他にも、浅草十二階や、
かつて浅草六区にあった日本初の映画専門劇場、電気館の再現模型などもありました!
これすごく面白かったです。
昭和に入ってからの模型展示もすごく充実してました。
ヤミ市…!
戦時中の様子なども結構なボリュームでした。
他にもたくさん展示品はあるのですが、
キリがないのでこのへんでやめておきます…笑
私が思う、こういった博物館の良い点は、
その時代に使われたものやファッションを同時に見ることで、
相互関係が具体的に理解できる事だと思います。
どんな家で生活していたのか、
どんな仕事をしていたのか、
生活習慣や流行などは、勿論ファッションにも直に影響しますよね。
混雑が予想される美術館などは、
事前予約制を取り入れて営業をしている施設も多くなりましたが、
現状、江戸東京博物館では事前予約制は導入していませんでした。
ただ、中もかなり広いので、
多少混雑しても、そこまで他人との距離は近くならなそうでした。
コロナ禍の着物生活、衛生面が気になってアンティーク着物ではあまり出かけていなかったのですが、
良い気晴らしになりました。
やっぱり好きな服を着て出かけるのは楽しいですね。
今後も注意や対策をしながら、着物生活を楽しもうと思います。