#KimOhNO KIMONO商標登録問題 時系列まとめ
こんにちは。着物コーディネーターさとです。
米国のソーシャライト、キム・カーダシアン氏によるkimono商標登録問題が、
商品名・ブランド名の変更および商標出願の放棄という形で終息しました。
この問題が発生した当初、
「何が問題であるのか」に照準を絞った記事を書きました。ご興味のある方は是非ご覧下さい。
今回は私の所感はなるべく入れず、
時系列に起こった事をまとめてみようと思います。
ニュース記事はリンクが消えてしまっているものもあったのですが、
なるべくリンク先が参照できるものを探し出したので、
ご興味のある方は是非ご覧下さい。
時系列まとめ
2019.6.25
インスタグラムおよびTwitterでキム・カーダシアンの商品名がKIMONOであると発表、
#kimonoでInstagramに投稿 、#Kimonoのカバー写真がキム・Kの下着の写真になる
同日
Twitterをメインに#KimOhNoのタグで批判が殺到。
「文化の盗用」が問題視される。
同日
各所のメディアで「商標登録済み」と報じられていたが、
キム・Kの会社Kimono Intimates、昨年来「KIMONO」関連名称を米国及びEUで出願中、まだ社名以外は商標登録されていないとTwitterで呼び掛けが始まる。
2016.6.26
英国のヴィクトリア&アルバート美術館からタグ使用で抗議のツイート
2019.6.27
SNSでの抗議の声をBBCが取り上げる
他、NY Times、LA Times等でもSNS内の批判の声が取り上げられる
同日
商標登録反対の署名活動がスタートする
2019.6.28
Kimonoの名称変更はしないとキム・Kからコメントされる
同日
世耕経産大臣よりTwitterで担当者の米国派遣が表明される
同日
着物普及団体は「心配していません」とのコメントが報じられる
同日
京都市長よりキム・K宛に抗議の文書が送付される
2019.7.1
キム・K、InstagramおよびTwitterで商品名の変更を発表
2019.7.2
商標登録反対の署名活動、発起人が署名活動を修了し、
SNSで「ユネスコ無形文化遺産登録に署名の流用」を示唆。(翌日謝罪)
2019.7.11
商標登録の棄却およびUSPTOへの抗議を目的と
2019.8.10
署名発起人より米国特許商標庁にLoP(抗議文)提出の報告
2019.8.31
キム・Kよりブランド名・商品名の変更が表明される
同日
2019.8.21付で商標出願が放棄されていたことが報じられる
私個人の考えは記事の冒頭で貼った記事に書かせていただきました。
今後、改めてまとめる機会があれば触れたいと思いますが、
ひとまず今は、安心しています。
今回の件で否が応でも、外部、特に海外から見た着物や日本文化と言うものを考えさせられ、
SNS、特にTwitterでは海外からの声も多く寄せていただきました。
署名活動に協力して下さった方も多かったです。
私の呼びかけで今回の件にご協力くださった皆様に、
改めて御礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。