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エコーチェンバー現象とは?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「エコーチェンバー現象」について解説します。

同質の意見しか意識に上がらなくなる

「エコーチェンバー現象」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは他人の意見の中で、自分の考えと同調する考えしか自分の意識に上がらず、また自分が発信した内容も周りの人に同意してもらえることで、自分の考えがより強化される現象のことを言います。

例えるなら「お山の大将」に自分がなったような錯覚を得るということです。

自分の周りには自分の意見に同調する人しかいなくて、周りからも自分が同意できる情報しか上がってこないので、自分が行っていることは正しいと強化されてしまっている状態です。

会社のワンマン経営者や、大物政治家なんかもこれに該当するかもしれません。

自分の発言に対して周りにはイエスマンしかいないため、自分の発言や考えが、いつまでたってもやまびこ(エコー)のようにこだまし続け、自分の考えにより固執してしまうのです。

これは非常に強い思い込みを作る作用があり、例え反対意見が出て、それが本当は正しかったとしても、「エコーチェンバー現象」に陥っている人には、その意見は正しくない、もしくはそんな意見は存在しないとみなされ、その人の意識には全く上がらないのです。

まさに「お山の大将」になってしまったということです。

起業に突き進んだ過去

もしあなたがエコーチェンバー現象に陥っているとしたらとても恐ろしいことになるかもしれません。

本当は違うところに正解があるのに、自分にはその正解を意識に上げることができずに、間違った道を突き進んでしまうからです。

実は私は以前、エコーチェンバー現象に陥っているときがありました。

私は自分が起業したいという思いがあり、そして起業家サークルや、起業に関する本を読み漁っているときがありました。この時は「起業することが最も自己実現を果たすことができる方法である」という考えに洗脳されていました。

そのため、自分の周りにも起業を経験した人や、そういった情報があふれていたので、それが正しいと思い込んでいたのです。また自分が起業についての夢を語れば「それは素晴らしいね。あなたのような人がこの社会を変える力になるんだよ」と言ったことを言われ、私はますますその考えを強化していったのです。

そして周りの反対を押し切って起業をしました。しかし結果としては大失敗。そして今思えば失敗する可能性が高いことを示唆してくれる人もいたのに、その人の声は全く聞こえていなかったことに、後になって気が付きました。

まさにエコーチェンバー現象に陥っていたのだと、大きな痛みを伴ったことで気が付くことができました。

新しい知識を大量に得る

では自分がエコーチェンバー現象に陥らないためにはどうしたら良いのでしょうか?

その一つの方法が「新しい知識を大量に得る」ということです。

人は何かに心が奪われているときは、それを正当化したいというバイアスが働くようになっています。(それを「信念バイアス」と言います)

例え違う意見があったとしても自分が信じている考えを正当化する情報だけを選択するようになっているのです。

そこで、その得ている情報を意図的に変えるのです。

数年前に「ファクトフルネス」という本が大ヒットしましたが、この本で言っていることもまさに、自分が思い込んでいる情報が実は古い情報だったり、単なる思い込みであるということでした。

それを修正するためには最新の情報に自分の知識をバージョンアップさせる必要があるのです。

まとめ

私たちは自分の考えていることを違う情報にアップデートすることを面倒くさいと考える傾向があります。

だから、自分が信じている情報を正しいと思い込むようにできています。

しかしそれでは、本当に正しい答えに行きつくことはできません。
変化の激しい時代だからこそ、新しい情報を仕入れなければ、自分たちがいつの間にか時代遅れになってしまうのです。

ぜひ自分の考えだけに固執することなく、正しく情報を得られるようになりましょう。

今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!

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