「衝撃の流出！WazirXが230億円の資産を失った歴史的なセキュリティ breach」
インド最大の暗号資産取引所WazirXが、昨年の重大なセキュリティ侵害の結果として約300万ドル相当のUSDT（テザー）を凍結した。この対応は、今週発表されたアメリカ、日本、韓国による共同声明に基づいており、攻撃の背後には北朝鮮（DPRK）と悪名高いLazarusグループが関与しているとされている。WazirXは230百万ドルの損失を被ったにもかかわらず、凍結は回収プロセスの第一歩と位置付けている。
2024年7月に発生したセキュリティ侵害は、WazirXの総暗号資産の約45％に当たる230百万ドル以上を奪った。この事件は、PlayDappの290百万ドルやDMM Bitcoinの308百万ドルに次ぐ、2024年の最大のハッキング事件の中で三番目に位置している。WazirXは、この攻撃によって546.5百万ドル以上の負債を抱えることとなった。
悪用されたウォレットは、Liminalのデジタル資産保管インフラを使用し、多層のセキュリティ対策が取られていたが、ハッカーはLiminalのインターフェースに表示されるデータと実際の取引詳細の間にある重大な欠陥を突いた。この事例で、WazirXはLiminal Custodyとの提携を解消し、以後シンガポールの裁判所で再編成の申請を行っている。
WazirXの共同創業者ニシャル・シェッティは、2024年11月のタウンホールミーティングで回収が進行中であり、2025年2月には取引が再開できるとユーザーに対して保証した。凍結した一部の盗難に遭ったステーブルコインの回収は、ユーザーの信頼を再構築し、影響を受けたユーザーへの支払いに向けた第一歩となる。
国連の過去の報告によれば、北朝鮮は2017年から2023年の間に暗号資産を約30億ドルも盗んでおり、これらは制裁を受けた核兵器プログラムの資金に充てられている。また、Chainalysisの最近のデータによると、2024年中に盗まれた全暗号資産の61％、つまり約13.4億ドルが北朝鮮のハッカーによるものであることが示された。
このニュースは、WazirXの信頼性回復に向けた重要なステップと位置付けることができ、今後の市場に対してポジティブな影響を及ぼす可能性がある。特に、ユーザーの信頼回復が進むことで、取引の再開や資産の流入が期待されるため、関連する暗号資産の価格には好影響を及ぼすかもしれない。
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