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「筋トレをしているって事は、食事もストイックなんでしょう?」「いいえ、全然ストイックではありませんよ!」

筋トレをしていると初めて会う人に
「筋トレをしているって事は、食事も気をつけてストイックなんでしょう?」
と時々聞かれます。すると私は
「全然ストイックでなんか無いです。好きなものを好きなだけ食べてますよ!」
と応えます。

私は甘党なので、甘いものが大好きです。(ちなみにアルコールは体質的に駄目なので、まったく飲みません。)
そして週二回のランチバイキングが楽しみで、好きなだけお腹いっぱい食べます。デザートもガッツリ食べます。
焼き肉を食べる時は、脂たっぷりのカルビ中心です。
夏のこの時期は、外で動き回り喉が渇くと、コーラ等の炭酸飲料を好んで飲みます。

こんなふうに書くと、食事に関しては不摂生極まりない食事をしているように見えますが、日々毎食、不摂生な食事をしているわけではありません。

普段は、それなりに栄養バランスを考え、米は玄米、野菜は汁ものにも炒めものにもたっぷり、飲み物は青汁と野菜ジュース。肉はほどほど。そして、卵は1日6個~8個。
卵に関しては、以前 こんな ↓ 記事も書きました。


いずれにせよ、ストイックには程遠いですね。
そして、一般的に信じられている健康的な食事でも無いですね。
でも、とりあえずは、先日57歳になりましたが、今のところ健康にはなんら問題はありません。


よくダイエットで運動している人が言う言葉に
「せっかく運動したのに、運動後に甘い物食べたらチャラになるじゃん?!」
と言われます。
が、筋トレは違いします。
筋トレで消費されたグリコーゲンは、運動後に食べた甘い物(糖質)で補給されるから太らない。(脂肪にならない)
のです。そして、
「タンパク質は、アミノ酸に分解された後、糖質によって分泌されるインスリンの働きで、筋肉になる」
のです。
つまり、「考えて食べる」事で、「甘い物を食べても筋トレでチャラにできる」のです。

私は脂肪で太りたく無いし、できればもう少し体脂肪率を下げてもっと引き締めたいと思っています。
でも、食事制限をしてまでとは考えていません。

食事制限をすればもっと短期間で目標を達成できるかもしれません。
コンテストに出場するとか、短期的な目標があればそれを目指して食事制限する意味があります。なので、コンテストを目指している人は今回の記事の内容は無視して下さい。

私の場合は、短期的な目標の為というわけではなく、普段のいつものまま の自分の体型をもっと引き締めたいという事が目標なので、普段のいつものままの自分の食生活で実現する事に意味があります。つまり、この先もずっと長年に渡って継続できる事が重要です。

一般的なダイエットによくあるのが、夏までに、とか短期的なゴール目標を立ててダイエットを行う場合、短期間集中でハードな運動とストイックな食事で行うのが一般的ですが、数ヶ月という短期間なら継続できるかもしれません。しかし、それをこの先ずっと、何年も、極端な話死ぬまで生きている間ずっと継続できますか? という話です。
結局は。短期的な目標は達成できるもしれないけど、その後リバウンドして元に戻ってしまったという話はよく聞きます。


話を少し変えてみます。
私の両親は5年前、民間の老人ホーム(サービス付き高齢者住宅)に移り住み、3年前に父は胃ガンで亡くなりました。母は要介護認定2で軽い認知症です。体は健康ですが、物忘れが激しく直近の事はすぐ忘れてしまいます。
老いていく両親、老人ホームで見る他のお年寄り達の様子を見て感じる事のひとつに、お年寄りにとって普通に食事ができる事がとても幸せな事で健康の証である事です。
逆に言えば、普通に食事する事が困難になってしまうお年寄りが非常に多いという現実です。
父は胃ガンだった為、晩年は食事が困難で微々たる量しか食べられませんでした。亡くなるまでの数ヶ月は栄養ドリンクを少量飲むのがやっと。本当に痩せ細りました。
死亡診断は胃ガンでしたが、私の目には食事が出来なくなる事による「老衰」でした。良く言えば、苦しむ事なく眠るように亡くなったのが救いでした。
老人ホームのお年寄りでなくても、50歳代にもなると身近な人でも、大病をし入院し以前とは見違えるようにやせ細ってしまった人が何人かでてきます。
元の健康体に完全に戻れば良いのですが、なかなかそういうわけにもいかず、食事も食べたくても少しづつしか食べれない。そういう状態の人も少なくありません。

そう思うと、「食べ過ぎて、太ちゃった。ダイエットしなきゃ」なんて言ってる内は、幸せなのです。健康だから言える悩みなのです。

私も今は健康ですが、いつ大病を患うかもしれません。事故に会うかもしれません。
もちろん、暴飲暴食を続けて健康を損なえば意味がありません。かといってストイックな食生活をして食べる楽しみを捨ててしまうのは人生もったいない。

私の場合、「好きなだけ食べる」といっても、本当の大食いの人に比べれば大した量ではありません。
日々体組成計でモニターしながら、極端に増減しないよう気をつけていれば大丈夫かな?と思っています。
そして、筋トレを継続できるモチベーションになります。
私の場合「好きなものを好きなだけ食べる為に筋トレを続ける」これが一番の継続のモチベーションと言えます。
「今日は少し食べすぎたかな」「甘いものを沢山食べてしまった」という日は、それが動機となりより筋トレに身が入るのです。

下図は直近1ヶ月の体組成計のグラフです。体重が数日毎に跳ね上がってるのはランチバイキングの日です。それを辞めればもっと減量できるかもしれませんが、当面は好きなだけ食べる食生活のまま体を引き締める事を目指します。

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