中学時代不登校だった息子へ(90/90)
行きたい高校があるって言った中1の冬休み。
何にも考えず、それは無理だよ、って簡単に言ってごめんね。〇〇が少しずつ、様子がおかしくなっていった一番初めの原因、この一言だったんじゃないかなって、母さんはずっと思っていたよ。
それでも、〇〇は勉強を一生懸命やっていたし、学校に行きたくないと思っても、内申のために、遅刻しても絶対欠席はしないって頑張っていたよね。
当時〇〇が何を考えていたのか、母さんは何にも分かってなかった。
学校から帰ってくると、先生、クラスメイトの愚痴ばかりで、何でそんな風に思うのか理解できていなかったし、追い詰められるように勉強していることも理解できていなかった。
ただ、どうしたら〇〇が穏やかに過ごせるのか、勉強に関しても、もっと気楽に考えて、やるためにはどうしたらいいのか、母さんなりには考えていたんだよね。
会話はあまりしてなかったね。ずっと〇〇は母さんを避けていると思っていたから。でも、最近、(あの当時)もっと会話したかった、孤独だったと聞いて、母さん、涙が止まらなかった。そばにいたのに、ホント〇〇のこと何にも分かっていなかった。
中3になって、五月半ばから学校へ行かなくなったね。色んなことがあってのこの流れだったから、何となく覚悟はしていたけど。
理由も探そうとしたけど、それも無意味だなって気づいたから。すぐにやめたんだよね。幸い、主任の先生が理解あったから、本当に良かったよね。〇〇も唯一お話しできる先生だったしね。
あの当時、〇〇は何を考えていたんだろう。昼夜逆転したり、お風呂も入らなかったり、ご飯も部屋で食べてた時期もあったね。とにかく、生きていることが確認できているだけで、安心してたな。
でもある時から、一転して、今度は規則正しい生活を始めたね。あまり会話をしていなかったから、何でそうなったのかわからなかったけど、とりあえず元気になったんだと思って、この時も安心していたな。
今だから言うけど、規則正しい生活も、母さんは大変だったよ。自分の予定も〇〇の予定の合間に入れなきゃいけなかったし、ご飯の時間もあるから、出かけるのも常に時間を気にしながらだったしね。これに関しては、家族全員で〇〇のために協力していたんだよ。
進路を決める時も、色々あったね。
通信制の高校で、通学しながら、東京で一人暮らしがしたいと言われて、父さんも母さんも最初は反対したよね。〇〇の心の状態も心配だったし、今学校行けていないのに、通学できるのか、しかも東京って。現実的に言えば、お金もかかるしさ。
でも、〇〇の気持ちは変わらなかったね。結果的に、その想いに父さんが負けたんだよね。今決断しないで、どうする!みたいな感じだったのを覚えている。
そこから、ずっと行っていなかった学校へも、面接の練習ために行き始めたり、〇〇もすごく頑張ったよね。気持ちが次に向かっている姿を見れて、母さんは嬉しかったのを覚えている。毎日、うちでも面接練習したし。
この頃から、少しずつ会話もしていたね。
試験にも二人で行って、学校の前から、主任の先生に電話したの覚えてる?懐かしいね。終わったあと、ガストに行ったのとか昨日のことのように覚えているよ。〇〇はひとつやり遂げた達成感というか、満足感というか、とにかくいい顔してた。
無事に合格が決まった時も、二人で喜んだね。
そして、いよいよ東京での寮生活。初めて自分で洗濯をしたり、全部を自分でやらなければいけない中、今日はこれやってみたよとか新しくチャレンジしたことの報告を聞くのが毎日楽しみだったんだよ。
楽しそうにしていたし、そのままいくと思っていたけど。秋ぐらいからかな、友達のことをあれこれ言い始めたの。
段々、悩みが深刻になってくると、毎日電話する中で、怒鳴り合ったこともあったし、お互い大泣きしたこともあったし、電話切って無視した時もあったりね。
最終的には、通学することをやめて、オンラインのコースに切り替えたけど。
3月だったかな。〇〇に制服着て、普通に学校通いたいと言われた時はびっくりしたよ。そこからもまた、色々あったね。母さんも本当に悩んだし考えたよ。
転入は親の住んでいる地域の高校でなければできないし、そもそも通信制高校から全日制高校への転入は単位の関係で厳しいって分かって、〇〇泣いてたね。
一度は諦めたけど、〇〇の想いが変わらないから、もう頑張って動いたよね、母さんも。
で、今月、無事に全日制高校へ編入が決まったね。合格の電話に二人で手を繋いで喜んだね。
そして、今、あと少しで、念願の全日制の高校生となって学校へ通うことになるけどさ、また不安に思っているよね。同じようなことを繰り返してしまうんじゃないかなと。
大丈夫だよ。〇〇がうまくやりたいと思っていて、うまくやれるって信じていれば、その通りになるから。すぐさ、根拠は?って聞くけど。そんなのないよ。もうさ、とにかく自分を信じる。だって、うまくいくって思ってはいるでしょ?じゃあ大丈夫なんだから。
不安になってわからなくなったら、高校生になりたいって思った時のこと思い出してみればいいよ。あんなに、泣いて悩んでさ、それでも高校生になりたいって言ってたじゃん。〇〇のその想いに、母さんの心は突き動かされたんだから。
新しいことを始めるんだから、緊張するし、不安に思うのは当たり前。でも、それも楽しめたらいいよね。難しいけど 笑。
1からの始まりになるけど。
〇〇ならできるから。母さんは信じてる。
本当に色々ありすぎて、何で?と思う時もあったけどさ。〇〇のおかげで母さんすごく成長したし、とにかく学ぶことばかりだったよ。
〇〇は間違いなく、父さんと母さんを選んで生まれてきたんだと思う。お互いにとって学びがたくさんあるし、一緒に乗り越えるために、ここに来たんだよ。だから、大丈夫、これからも何があっても。
まぁ〇〇の相手をするのは、正直大変だけど 笑。
それはお互い様かもね。
ありがとうね。
これからもよろしく。 母さんより
最後まで読んでくださり、ありがとうこざいました。
ひとりごと
長くなってしまったけど。最後は息子に当てて書きたかったのです。
実際、今読んだら、何でそんなこと書くんだよ!と怒られそうだけど。今の気持ちを記しておきたかったかな。
とうとう90日達成しました。
大変な日もあったけど、すっかり習慣化してしまったし、何よりこのnoteを通して、自分を知ってもらいたいと言う大きな意味も見出せたので、継続していきたいと思っています。
3日坊主が続いたぞー。
あやぱんはじめ、mamacoreのお仲間さん、一足お先にゴールしましたが、みんなが一緒にやってくれたことがすごく大きかったし、自分の自信にもなりました。本当にありがとうございました。
時間ギリギリなので、90日の感想は明日書きます。
とりあえず、投稿します。