アラサー男のカナダ・ワーホリ備忘録(2023~24)③【エドモントン・旅行編】
2023~24年にかけてカナダにワーホリにいっていた30歳男の日記です。1月~4月はイエローナイフにいて、ワーホリ合計8ヵ月が経過しました。次の移動先はエドモントンです。
イエローナイフの仕事が終了し、暇になった状態。次の目的地は飛行機で2時間ほど南下したアルバータ州エドモントンです。この近郊で農場ボランティア体験の予定も入れていました。また、街中で滞在する場合もバンクーバーやトロントより生活費が安そうなのでエドモントンを拠点に2ヵ月ほど過ごしました。
※1月~4月のイエローナイフ編
https://note.com/sato391/n/naaf10812eb64
WWOOFで牧場滞在
4月上旬、飛行機でエドモントン空港に降り立ったその足で農場ボランティアへ向かいます。空港まで向こうの方が迎えにきてくれて助かりました。
そもそも農場ボランティアとはなにか?どうやって見つけるのか?
私が使ったのは、WWOOFというのは農場にボランティアとして働きたい人と働き手が欲しい農場をつなげるサービスです。世界中にあるようでWWOOFカナダに登録して、滞在したい農場を探してコンタクトをとります。ボランティアのメリットは食事や宿などの生活費を払わずに済むことと短期間で農場仕事の経験ができることです。
エドモントンの街に私は農場ではなく、牧場に絞って探していました。エドモントンのアルバータ州には牧場が比較的多くあります。何件かコンタクトしてみて、日程が合った2つの牧場にそれぞれ約2週間ずつ、受け入れてもらいました。
1つ目は家族経営の牧場でした。牛、豚が飼われていて、ペットとして犬、猫もたくさんいました。簡単なエサやりや柵の修理の手伝いや雑用など1日5時間程度。動物たちに触れて過ごすのはいいですね。エドモントンから車で1時間ほどに位置し、周りには平原しかない田舎の景色もよかったです。
また「the普通のカナダ家庭の飯」を経験ができました笑。朝はトースト、昼は前日の残り系、夜はピザやハンバーガーや肉系の料理やラザニアなど。ムースの肉も食べさせてくれました。牛肉と違いが分からなかったです笑。自分の牧場の豚の肉も食べさせてもらいました。これはだいぶおいしかったです。
暇な時間は小学生くらいの子供の遊び相手で、UNOをずっとしていました。子供のアイスホッケーの試合を見に行ったりもして、完全に普通のカナダ家庭の生活に入り込んでいました。
さらに生粋のカナダ人家庭なので、英語オンリーの環境に身を置けました。まあ、細かいところは何言っているのか分からないことは多々ありますが、だいたいはコミュニケーション取れるので大丈夫でした。大事なところが分からなかったら聞きなおせばいいですし。下手に語学学校行くよりも経験値は積めます。
とにかく親切な家族の皆さんでよかったです。「腹は減ってないか」とずっと聞いてくれたり、「今、shogunっていうのが話題みたいなんだ」とドラマを見せてくれました。初日と最終日はエドモントンの街中まで送り迎えしてくれました。
1つ目の牧場の最終人2つ目の牧場の受け入れ日が同じで、この日は大移動でした。エドモントンからバスで2時間のレッドディアという町まで行って、そこからは迎えに来てくれた車に乗り込みました。
2つ目は珍しいというか日本にはない馬牧場です。競馬で一般的なサラブレッドではなく、スタンダードブレッドやもっとデカい品種の馬です。もともと観光地で働いていたりした馬たちが引退して、穏やかに暮らしつつ、たまにトレッキングで人を乗せる仕事をしているようでした。
こっちのファームステイはかなりシステム化されていて、ボランティア用のコテージがありました。そこに最大7人くらいで寝泊まりしていました。馬牧場はやはり珍しいのか、カナダ人も来ていました。基本乗馬好きの人たちが来ていました。
驚いたのがドイツ人の英語力です。3人くらいいましたが、全員ほぼネイティブみたいにしゃべれていました。若い世代はかなりしゃべれる率が高いみたいです。ネイティブクラスのドイツ人と純粋カナダ人の高速会話は何言っているかほぼ分からない場面が多々ありました笑。まあ生活はできましたが、全くついていけなかったのが悔しかったですね。
夕食はオーナーの家に呼んでもらってみんなで食べることが多く、普通のカナダの家庭料理を食べさせてもらいました。それ以外はコテージの台所で各自自由に料理する感じで、食材が十分すぎるくらいもらいます。カナダ人のボランティアは普通に人参を生でそのまま食べてたりして、文化の違いを感じましたね。
雑草とりとかの雑用をしつつ、私のような初心者にも乗馬をさせてくれて、貴重な体験ができました。馬たちはリラックスしきって暮らしているのが伝わってきました。人間とのコミュニケーションもとれるので近くにいて楽しいですね。
計1ヵ月ほどの2つの牧場体験はあっという間に過ぎて、5月上旬になりました。一時的?に英語力も上がった気がしました笑。この間、生活費ゼロ円ですんだのもありがたいですね。
この次のビッグイベントとしてヨーロッパ周遊旅行を予定してました。それまで2週間ほど暇なので、エドモントンの街中に滞在します。
Airbnb暮らしでカジノとの往復
エドモントン街中に移動したのは5月上旬。5月下旬からヨーロッパ旅行に行くので1週間あまりの滞在でした。エドモントンはアルバータ州州の州都で人口100万人超、最初に滞在した町カルガリーと同規模です。
1泊40カナダ$くらいの安いAirbnbをとることができて、物価が安いことを実感します。バンクーバーやトロントではその倍はしますからね。
「2週間くらいのんびりしよう」と思っていたのですが、想像以上に特に何もないエドモントン。やることもないので、カジノでポーカーをすることが多かったです。11時くらいに起きて、適当に散歩か観光して夜4時間くらいポーカーをする生活でした。
この時期はカナダの国民的スポーツ・アイスホッケーのプレーオフシーズン。エドモントンが本拠地のオイラーズが快進撃で勝ち上がっていて、毎日のようにカジノのテレビで試合を見ているうちにファンなっていました。しかし、ルールは全く分かっていません笑。
ポーカーは1-3カナダ$の世界最安クラスのレートです。そんなにたくさん勝てもしなかったですが、滞在費くらいは賄えました。
ホテルと違って台所を使えるので、スーパーでラーメンとソーセージと野菜と卵を買って鍋で煮るだけの節約レシピをだいたい食べていました。
エドモントンの町紹介
エドモントンは特にないもない、といいましたが逆に何があったのか。興味のある方は下の記事で紹介しています。
北米最大のショッピングモールのウエストエドモントンモールが最も有名な施設でしょうか。施設のなかにアイスホッケーフィールドもありました。とにかくでかいですが、お店がたくさん入っているだけなので1回行ったら十分です。
観光としてはアルバータ州州議事堂や動物園、植物園には行ってダウンタウンをぶらぶらしていました。まあ3~4日あったら十分です。
アルバータ州州議事堂は川沿いにあって周りには広場があっていい感じでした。川沿いといっても、深い谷の川です。崖沿いといった方がいいくらいでした。町の中央をこの川が走っています。
動物園はしょぼかったです。ムースやバイソンはいなかったし、とくに珍しい動物もなしでした。植物園は立派でしたが、自分自身が植物に興味がなかったことを思い出さされました笑。
ダウンタウンはカルガリーと同じくらいか少し栄えていない感じでした。例にもれず、変な挙動の人や明らかに薬でふらついている人は歩いています。
ちなみにカルガリーと同様に電車の駅に改札はありません。やろうと思えば無賃乗車できますが、たまに検査しているらしいです。私はカルガリーで駅出口に警察官がいて、チケットを確認されたときがありました。
ヨーロッパ旅行
5月下旬からはヨーロッパ旅行に3週間ほど行っていました。エドモントン空港からカルガリー空港へ移動してバルセロナへ向かいました。カルガリーからヨーロッパへの便がたくさん出ていて、運賃も安いです。
バルセロナ→リスボン→カイロ→ローマ→ダブリン→エジンバラ→ロンドン→パリ→ブリュッセル→ベルリン→パリ経由で帰カナダ、と大がかかりなバックパックひとり旅でした。
観光地とひと通り巡るのはもちろん、メインの目的はヨーロッパの競馬を見ることでした。なかでもロンドンのダービーは迫力がありましたね。
逆に宿と食事はなにもこだわらず安さ重視で選びました。3週間ほぼドミトリーは結構つかれましたね。食事も適当に現地スーパーで済ますことが多かったです。
とんでもない円安で1€170円、1£200円くらいの時期だったので、円換算すると何も買いたくなくなってしまいますね笑。ただ、よく考えたらカナダで稼いだカナダ$を使っていたので、あまり関係なかったかもしれません。まあ、そのかいあってか計40万円くらいでやりたかったことはすべてできたので満足しました。
エドモントン帰着
そんなわけで、6月中旬に無事にエドモントンに帰ってきました。まだ次の目的地に移動するまで1週間くらいあったので、Airbnb生活をしました。ちなみにヨーロッパ旅行の間、スーツケースなどの大荷物はAirbnbの家の納屋に置かせてもらっていました。3週間も大荷物を預かってくれるところがあまりなさそうなので、家主にOKもらえて助かりました。
とはいっても、すでにエドモントンでやりたいことはやりつくしていました。暇なので再びカジノでポーカーしつつアイスホッケーを見る生活で1週間過ごしました。1週間で2500カナダ$くらい増えて、ヨーロッパ旅行で減ったカナダ$を補充できて助かりました。
エドモントンには計3週間ほど滞在しましたが、やはり生活コストは安いですね。シェアハウスを借りるにしてもカルガリーよりも安いです。語学学校はほとんどなく、おそらくバイト先もない(カナダ全土で働き先はなさそうですが)ので、日本人ワーホリにとっては行きにくいところだと思います。わざわざ、バンクーバーやトロントから旅行しにくるほどのものもないですし。
次の町へ移動
移動の多かった2ヵ月を経てようやく6月下旬になりました。ついに定住する町へ移動します(といってもワーホリビザは8月末で切れますが)。次の目的地はカナダの西の島にあるビクトリアです。
ここで夏季だけの短期バイトで雇ってもらって、ビザが切れる8月末まで過ごす予定です。
お金事情
この前のイエローナイフまで-3500カナダ$でした。
エドモントン中心の2ヵ月での生活では主に旅行で3500カナダ$、エドモントンでの滞在で1000カナダ$弱の出費。カジノポーカーで2500カナダ$の収入。計-2000カナダ$です。
というわけでカナダ計-5500カナダ$。