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こんなおばちゃまになりたいな|本紹介

おばちゃま×スパイ

こんにちは!hituziです。今回は、今私がはまっている本を紹介します!ドロシー・ギルマン(柳沢由美子 訳)の「おばちゃまは飛び入りスパイ」という本です。

みなさんスパイと聞いたらどんなイメージを持ちますか?「ミッションインポッシブル」のトム・クルーズのような人物をイメージする方が多いと思います。しかし、今回紹介するスパイは、そんな人物像からかけ離れたおばちゃまなのです!


おばちゃまは飛び入りスパイ 表紙

「おばちゃまは飛び入りスパイ」は、全14作あるミセス・ポリファックス・シリーズの第1作目になります。

ミセス・ポリファックスは、自分の住む市のガーデン・クラブの役員で、病院でボランティアをする、要するにどこにでもいるアメリカのおばちゃまだ。それがある日、突然思いたってアメリカ情報組織の本拠、CIAに乗り込んだ。「わたしをスパイにしてください」「そんなばかな、ご冗談を」ところが、どういうわけか彼女の夢はほんものになってしまった。元気印のおばちゃま、さっ爽と世界に登場!

ドロシー・ギルマン(柳沢由美子 訳)「おばちゃまは飛び入りスパイ」

おばちゃまの魅力

「おばちゃまは飛び入りスパイ」の魅力は、タイトルからは想像できないほどスパイ小説であるというところと、おばちゃまのユーモアあふれる人柄にあります。

コメディスパイかと思いきやハラハラドキドキの連続で、アクションシーンもあり、おばちゃまの行動力や発想力、度胸に驚かされます。私は何度も「おばちゃまー!!!」と叫んでしまいました。

おばちゃまと話していると、みんな気が抜けて敵すらも良い人に見えてくるんです。そうやって味方を増やしてピンチを切り抜けていく、読者はもちろん登場人物たちもおばちゃまのことを好きになっていきます。

おばちゃまの魅力②

「おばちゃまは飛び入りスパイ」シリーズは、お話によって舞台となる国や地域が違います。具体的な名前を伏せられているときもありますが、地図帳を見ながら「この辺かな~」と想像するのはとても楽しいです!さらに地理の勉強にもなるのでおすすめです😊
また当時の社会情勢がお話の背景にあるので、各国の内情をうかがい知ることもできます。

おわりに

「おばちゃまは飛び入りスパイ」の紹介をしました!昔の本なのでなかなか売っていませんが、見かけたらぜひ読んでみてください。私もこんなユーモアあふれるおばちゃまになりたいと思いました。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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