奥様は魔女である。
最近、よく思うことがある。
女性って、みんな魔女なのではないか、と。
研ぎ澄まされた感性を持つ女性と出会うと、特にそう思う。
必死に頑張っていないところが凄くて、忙しそうに見えるけれど、その忙しささえ楽しんでいるように見える。
家事育児+仕事+趣味をいくつもこなす女性たち。一度にあれもこれもとアンテナを立て、動ける技は魔法のようだ。
子どもの数が多ければ、それだけ「お母さ―――ん!」と呼ばれる回数が多いはず。私は、子どもが2人なので、3人、4人の子を持つお母さんに出会うと、尊敬の念に駆られる。
朝から洗濯、掃除、朝食の準備をしながら、子どものあれこれに手をかけ、声をかけ、自分の支度もし、子どもを学校や幼稚園へ送り出す。
ある意味、魔の時間だ。
朝起きると、頭の中にはいつものルーティンが勝手に動き出し、タスクをひとつずつこなしていく。
順調にコトが進んでいたところ、ふと子どもに目を向けると、パジャマ姿を1人発見!見ると、母のバタバタした朝の時間とは裏腹に、のんびりブロック遊びに夢中になっている未来のオトナ。
「これやるーー!保育園行かな―――い!」
と、ここで魔女たちは魔法を使うのだ。
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